国会図書館に行って、佐藤弓生の歌集を詠む

 雲が多めだが晴れて日ざしがたっぷり。

 暑くもなく寒くもなく、気持ちのいい一日となった。

 入館予約なしで国会図書館に行くのは二回目。11時までに入館できれば予約はいらなくて、時間制限なく閉館まで図書館にいられる。

 二回目なので、何時発のバスや電車に乗ればいいかも、わかってきた。

 国会図書館には11時15分前に到着。わりと人が多く、空いている席が少なかった。それでも自分が座りたい場所に座ることができた。電話がかかってきたときなど、すぐ席を立って、電話ができる場所が近く、読みたい本を閲覧請求して受け取るカウンターにも近い。

 読みたい歌人の歌集があって、4冊を閲覧請求した。佐藤弓生さんの第一歌集『世界が海におおわれるまで』、第二歌集『眼鏡屋は夕ぐれのため』、第三歌集の『薄い街』、第四歌集『モーヴ色のあめふる』である。

 第四歌集『モーヴ色のあめふる』から読み始めた。スムーズに読めなくて時間がかかったがが読み終えた。途中、歌人、永井陽子さんの資料を調べた。短歌研究という雑誌の1994年1月号と2月号に掲載の作品季評9回目と10回目のコピーを指示した。作品季評は佐佐木幸綱氏がコーディネーターで、永井陽子さんと穂村弘さんが対象作品を選び、評論している。短歌誌に掲載の1連の短歌や歌集が対象となる。永井陽子さんが43歳の時で、穂村弘さんは二十台だろうか。写真がとても若い。

 コピーをとった後、図書館で一部を読んだ。

 さらに佐藤弓生さんの歌集も続けて読んだ。第三歌集『薄い街』はなぜかすいすい読めた。五分の四くらい読んで4時45分になったので、読み終えるのをあきらめた。

 また、ここにきて続きを読みたい。

 帰りも二子玉川に電車で移動した。駅前のいつも行くカフェに入った。今日は窓側の高い椅子と丸テーブルの席しか空席がなかった。やはり金曜の夕方である。だがこの席がなかなか魅力的だった。ライズという複合施設の真ん中にある広場を通る人たちと、広場でバザールが開かれ出展している店と立ち寄るお客さんを眺めることができた。

 わたしの席の目の間は梅干し屋さんで、横長のテーブルに梅干しをはじめ、梅酢などの梅製品が置かれている。けっこう女性客が立ち寄り、味見をしたり、商品を買っていく。わりあいと若い女性客が多い。

 梅干し人気を目の前に見ることができて、なんかうれしかった。これから自家製の梅干しを作ろうというわたしだから。