小雨がぱらつき、風が強い

 土曜日は週末と月曜くらいまでの買い物をする日で、近所の肉屋に行ったり、午後は車でスーパーマーケットに行った。

 車を停めた駅前の駐車場は低くなっていて、5~6メートルくらい上が道路になって桜並木がある。買い物を終えて、その桜並木に足を伸ばした。ここは柴犬レオがこの家にいた2013年の3月、同じように桜を見るため来たところ。レオの介護でゆとりのない毎日だが桜を見て短いときでもこころをやわらげたいと思った。今日はその思い出に引かれるようにして桜に見に来たのである。

 桜並木はあの日とそんなに変わっていないが、花の終わりに近かったあの日に比べ今日はまだ3~5分咲である。家に帰ってレオがあの日と同じようにいてくれれば・・・・こんな願いがふと湧き出た。

 スーパーマーケットの駐車場を後にして、買い物を積んだまま短めのドライブにでかけた。運転しなれたいつものコースなので、スムーズに運転できるはずだったが、ハプニングが起きた。

 東急・大手町線の踏切を渡らないといけないのだが、信号に異常があるのか、電車の運行に異常があるのか(事故が原因で)、赤信号が点滅したまま遮断機が上がらなくなった。一度、驚くほどゆっくり電車が踏切を通過した後、上のようなことが起こったのである。ゆっくり通過した電車のあと、一回だけ踏切が開き、そのあとはずっと点滅している。踏切待ちの車が長い列を作っていると想像できたが、自転車と人の姿はそれほど多くない。

 脇道に入ろうかと思い始めたときに赤信号の点滅が停まり、遮断機が開いた。

 いつものコースをドライブしながら、東京の道路をドライブするのも安全ではないと思った。何が起きるかわからないからだ。電車の事故が起これば踏切は開かなくなり、自動車事故でも道路が交通止めになることがあり、地震が起きれば車を運転できるかどうかわからない。いつもスムーズに流れる道路に安心しきっていると何が起こるかわからない現実が見えなくなる。

 頭のなかで大手町線の踏切は通らずに家帰る道順を考えたが思いつかず、行きと同じ道路で同じ踏切を通るコースにした。幸い、踏切はスムーズの開け閉めされていて、スムーズに渡り、家に帰れた。

 朝から小雨がぱらつき、風が強かったが夕方になり、春の嵐になった。雨脚も強く、風も半端ではない。今朝、落花を拾った庭の乙女椿が大量に終わった花を落としている。強い風がなければもう少し木に留まっていたはずなのに。終わったら早く落ちなさいと意地悪な風に落とされて。

 明日は乙女椿の落花を拾うことになりそう。

 

f:id:leoleoleoya:20220326014326j:plain

嵐になる前の午前中に撮った写真、水仙が風に煽られていた

f:id:leoleoleoya:20220326014402j:plain

タヒチという名前の水仙

f:id:leoleoleoya:20220326014407j:plain

f:id:leoleoleoya:20220326014501j:plain

ヒヤシンスもきれいに咲いた

 

f:id:leoleoleoya:20220326014414j:plain

口紅水仙

 

f:id:leoleoleoya:20220326014604j:plain

スモモの木の下の花壇ではチューリップが咲き始めた