朝は肌寒かったが日中は陽ざしがたっぷりで気温が上がった。
今朝はいつものペースに戻り、6時少し前に起きてテレビ体操ができた。
朝食後、庭に出たときまだ気温が上がっていなかった。5つの鉢に植えた鷺草の球根を取り出して、植え替えをしようと思った。
赤玉土を底に敷き、水苔に球根を植えた鉢をひっくり返し、主に水苔に埋まった小さな(小指の先より小さい)を探してつまみ出す。いつもたっぷり水を含んだ状態にしておくので、水苔を手でほぐすようにして球根を探しているとだんだん手が冷えてくる。
4つの鉢からぜんぶ球根を取り出した後は、手が冷え切って気分が悪くなるほどだったので、作業をやめて家の中に戻った。居間の暖房をいれ、濡らしたタオルでレンジで蒸して手をあたためた。熱い紅茶を入れて、弟からもらったバウムクーヘンを食べた。40分くらいたち、手の冷えがだいぶおさまったのでまた庭に出た。
先ほどバケツに水を張り、乾燥水苔を水に戻してふくらませてある。植木鉢の底の穴にネットを敷き、小粒の赤玉土を薄く敷いた。その上に水に戻した水苔の水分を軽く絞ったものをちぎってふわっとのせる。厚みは4センチくらいはあるだろうか。その水苔のすきまに鷺草の球根を埋め込んでいく。
4つの鉢に全部植え終えるのにどのくらい時間がかかっただろうか。例年より作業が少しだけスピードアップした。手のひらに十何個の球根をのせ、さっさと埋め込んでいく。前は数個の球根を植え、また数個をとって植え・・・・のようにしていた。
全部植え終えた鉢に水やりをして、それで終わり。
鷺草の植え替え作業で疲れたのか。昼食後は少しだけ残りの南天の木を剪定したが、眠くなったので家に入った。広縁に布団を敷き、陽ざしを遮るためカーテンを半分くらい引いて横になるといつの間にか眠った。
広縁で横になりつつ、老犬ももこのことを考えた。2015年の3月13日にこの家にももこが来てから、1週間ぐらいのお見合い期間があったがそのときに鷺草の球根を植え替えたことを思い出した。わたしが横になっている広縁にももこがやってきて、庭で作業をしているわたしを何をしているのだろうというふうに見ていた。はじめてやってきた家で暮らすことになり、好奇心がいっぱいだったのか、不安があったのか。わたしがすることに興味があったのか。ももこの気持ちは知ることができないが、あの時のももこはかわいかったな。