乙女椿を友だちの家に持っていく

 気温が上がり、初夏のようなあたたかさとなった。

 午前中早めの時間に友だちから電話があり、驚いた。朝目覚める前の夢にその友だちが出て来たからだ。ほぼ用件だけの短めの会話をかわした。

 別の友だちにはラインを送った。今日の午前中、病院に検査に行くというので、検査待ち大変だねと送った。何回かやりとりしたが短めに終えた。

 朝食後、庭に出ると乙女椿の花数が多くなり、はなやかさが増した。日当たりの一番いい場所に植えた乙女椿は花盛りを過ぎた感じだが、他の5本の乙女椿はこれから満開を迎える。仏前に供える花として何本か切ったが、近所の友だちに持っていこうと思い、さらにたくさん切った。

 切った乙女椿は水を張った洗面器に入れて、さらに水切りをした。こうすると切り花が長持ちする。

 お昼近くになり、メダカを飼っている水がめのひとつをきれいにした。昨日からバケツに水を張っていたがそこにメダカを掬って入れた。思ったよりメダカの数が多く、6匹を網ですくい、1匹は古い水をかき出しているとき見つけ、計7匹いた。

 古い水を出した水がめのなかをスポンジで汚れを落とし、新しい水で満たした。塩素分が少なくなる24時間後にメダカを水がめに戻すことにする。

 おそめの昼食を食べたあと、先ほど水切りをした乙女椿の枝を水をふくましたキッチンタオルで包み、アルミホイルでさらに包んだ。近所の友だちに電話をしたら、すぐ出て、これから持って行っても大丈夫と言ってくれた。

 友だちの家に行き、あがらしてもらい、しばらく話した。友だちは昨夜、わたしの夢を見たという。電話がわたしからかかってきたとき、驚いたと。

 わたしが夢に見た友だちから今朝、電話があって驚いたが、こんどはわたしが夢に出ていたのかと妙な気持ちになった。