晴れて昨日より気温が上がったようだがそんなにあたたかくない。
数日前からしたいと思っていた鷺草の植え替えを午前中にやった。
まず大小5つの鉢をひとつづつ引っくり返して水苔のなかに埋まっている小さな球根をとり出した。赤玉土と水苔を使い植えてあるが球根の色形が赤玉土によく似ている。
ただ、球根は小さな白い芽が出ているので比較的見つけやすい。
たくさんの球根を5つの鉢から取り出すことができた。腰をおろしてしゃがんだ姿勢で作業をするのでとても疲れる。作業のあいだ、庭の柿の木や隣のマンションの樹木でひよどりのつがいが盛んに鳴き交わしていた。雄だろうと思うが、抑揚のある話しかけるような鳴き声をなんども繰り返す。わたしがひよどりなら呼びかけに応えたいような気持ちにさせる鳴き声だ。
ここで友だちに電話し、友だちが持っている鷺草の鉢をいっしょに植え替えしてあげることにした。友だちが少したち、鉢を持ってきたのでいくつかの球根を取り出した。
古い植木鉢は水洗いし、底に虫よけのネットを敷き、さらに中粒の赤玉土を１～２cmくらい敷いた。
その上に水をふくませ用意しておいた水苔をたっぷりと乗せ、そこに小さな球根をひとつひとつ植えこんでいく。根気のいる作業だ。
途中、咽喉が乾いてたまらくなったが中断せず、植え終えた。この判断が良くなかった。
残った鷺草の球根を近所の床屋さんにあげようと持って行くと、たまたまその隣の奥さんが玄関から出てきて、鷺草のことを話すと「わたしもほしい」と。床屋さんにあげる分から少し奥さんにあげたが、ここでおせっかいなことに植え付けをわたしがすることになった。というのは昨年も球根をあげたが植え方があまりよくなく、一つも花が咲かなかったのでつい出過ぎたことをしてしまった。
奥さんが持ってきたちょうどよい大きさの鉢に、わが家に帰り赤玉土を入れ、水苔はその家のものを使い、球根を受け付けた。
ここで疲労はピークに達し、ここまでしなければよかったと後悔。
今年の鷺草の植え替えは人の分までやってしまい、とても疲れた。自分の分だけマイペースでやるのがいちばんとつくづく思った。人から頼まれたのでなく、自ら買ってやったわけで後悔すること仕切りである。
来年このブログを読んだ時のため、今日、車を車検に出したことを記しておこう。昼前にディーラーさんが車を取りに来て、夕方５時半ごろ車検を終えた車を届けてくれた。バッテリーを交換した。
鵯（ひよどり）が鳴き交わしをり鷺草の小さき球根吾（あ）がさがすとき
