名前のわからない落葉樹の枝を切る

朝から晴れて寒くなった。昨日は雨が降って気温が上がり気味だったので、昨日とは対称的な天気だ。

 最近、朝のテレビ体操をすることが少なくなっていたが、今日は6時25分から体操をすることができた。ラジオ体操の第一と第二をおこない、体操の前には軽いウォーミングアップの体操もある。

 午前中は歌人、永井陽子さんが仲間とともに作った同人誌「詩線」の編集後記を中心に読んだ。この方はほぼ1年わたしより若いだけなので、同時代を若者として過ごした。わたしとは違う青春時代、短歌に情熱をそそいだ永井陽子さんの思いが編集後記から伝わってくる。あの時代そのものがよみがえってくる。

 今日もまだ何となく疲れが残っている感じだが午前中、広縁から庭を眺めると太い枝を空に向かって伸ばす、名前の知らない落葉樹が目に入った。毎年、この時期か年明けの1月に伸びた枝を切っている。植木屋さんが家に来るときは11月に枝払いをすることもある。

 今年は植木屋さんを頼むことがなかったので、自分で切るしかないなと庭に出た。脚立を木の近くまで運んできて、いちばん上の段まで上り、ノコギリで太い枝をごしごしやった。枝の伸びる向きによって力が入りにくかったりすると切るまでに時間がかかる。午前中、太い枝を数本切ってやめた。

 家に戻って昼食をとり、食べ終えたころに武蔵小杉の歌会の友だちから電話があった。次の歌会のため全員が(と言っても七名)が出した短歌をワードで入力し、プリントアウトしてそれそれに送る役目を受け持っている。これは毎月交代する。

 プリントの最期に次の歌会の詠草を発送するのは誰誰です、と書くことになっていて、次の歌会(新年1月)の日付を聞いてきたのである。みなさんに数か月分の歌会の日時と会場をプリントしたものを渡しているが、来年のものはまだ渡していなかった。時間が過ぎる速さをふと思った。もう来年のことが動き始めている。

 わたしもすぐには来年1月の歌会の日時が分からなく、調べて折り返しをするとスマホを切った。パソコンを開けて、川崎市のサイトにアクセスし、確認して電話をした。

 昼食後、また庭に出て午前中の続きをした。数本切っただけで疲れてしまい、脚立から降りた。切った枝から枯れた葉っぱをむしり取り、ゴミ袋に入れた。腐葉土にするためだ。この木は葉が枯れてもなかなか落葉しない。枯れた葉を残して年を越してしまう。落葉するには寒さが足りないのだろうか。それとも寒風から芽を守るためあえて枯れた葉を落とさないのだろうか。

 疲れたからだで家に入り、仏間に布団を敷いて横になった。すぐ寝入ったようだ。起きたときは明るかった室内が暗くなっていた。

 

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隣家との境に植えられている落葉樹、わが家のほうに伸びた枝はおおかた切ったが向こう側に伸びた枝は切り残したのでまた切るつもり

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切って葉っぱをむしりとった枝、先のほうの葉はまだ枯れていない

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ゴミ袋に入れた葉っぱ

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近所の床屋さんからもらった椿、今年は花付きがよくない。ふたつくらいしか咲かないようだ。