印鑑証明書を取りに行く

 雲一つない青空がひろがる気持ちのいい一日。

 昨日、急に印鑑証明書が必要と言われて、印鑑登録カードを探した。新しいカード式のものを探したが見つからず、新たに印鑑登録をすることにした。

 ところが今朝、別のところを探すと亡き母の印鑑登録カードが見つかり、自分の登録カードが旧式の二つ折りタイプであることを思い出した。すぐに二つ折りの印鑑登録が見つかった。

 母が亡くなる数か月前に、新しく母の印鑑登録を行ったがそのときカード式だったので、自分のもカード式だと思っていたため、探す場所が違い見つからなかった。二つ折りと気づき、すぐ見つけることができた。ちょっとした勘違いで探したいものが見つからなかったり、本当に欲しいものが手に入らないようなことが起こるかもしれないと思った。

 朝は寒かったが日中は気温が上がり過ごしやすかった。窓を開け放ち、3つある部屋と台所、広縁、廊下などに掃除機をかけた。

 昼食後は眠くなり横になったがほとんど眠らず、横たわっていた。

 4時近くになり、身支度を整え外出した。最寄り駅を越えてさらに歩いたところにある出張所を目指した。今朝見つけた印鑑登録カードを持って、印鑑証明書を手に入れるためだ。出張所に着く前に紅茶専門店を見つけ、中に入ってアッサムティーを一袋買った。最寄り駅の駅舎をプリントしたエコバックに買ったものを入れてくれた。大正か明治時代に撮ったモノクロの写真をプリントしてある。

 出張所はすいていてすぐ印鑑証明書が取れた。金300円也。

 出張所に向かて歩いているとき、最近再会した友だちからラインが入り、数回やり取りした。帰りにまたラインが入り、こちらからも返した、駅前の噴水の周りのベンチに座って、ラインのキープメモで短歌を詠んでいるときだった。短いやり取りをして、寒くなったので帰ると返した後、家路についた。

 日中は暖かったが、日が落ちると風が冷たく感じられる。こんな季節を経て真冬の寒さがいつか来るのだろう。