ほぼ一日雨、迷い多き一日、されど・・・・・

 朝から雨が降り、ほぼ一日雨のようだ。と言うのは今日は新聞を取りに行ったくらいしか外に出ていないので、ずっと降っていたとは言えない。

 雨の日は無線ランの電波が飛びにくく、有線でつないでインターネットに接続することが多いが今日は朝方は不良だったがお昼前からつながって7時近くになった今も居間でブログを書いている。

 午前中、長く親しくしている犬友だちからラインが来て、3歳になる白いとてもかわいい犬が里親を探していると知らせてきた。折り返しライン電話をかけると、きれいな犬だが、前の飼い主が止む得ない事情があり手放したとのことで、不安そうな顔をしていて気持ちを揺り動かされたと友。

 電話を切った後、保護しているところのホームページを開くと、話があった犬の写真が載っていた。目の表情が老犬ももこがわたしの家に来たばかり頃の表情に似ていて、不安でたまらないのだろうなと思った。話によるとずっと可愛がられていたそうなので、家族から切り離されてどんな気持ちか、想像するのも辛い。

 この子をわたしは家に迎えられるだろうかと考えてみるが、難しいという気持ちに傾く。あまり人間が好きでなくて、本当は犬が好きなのだが、最近は人間が好きなふりだけでもしてきた。半ばやけくその気持ちでもある。

 わたしの人生は後半のさらに後半で、今元気でいられてもいつどうなるかわからない。だから、ほんとうにしたいことをあきらめるのかと言われればそうだというしかない。犬を最後まで面倒を見ると言うのは大変なことで、老犬になってからの世話をわたしが今より年ととったときにできるかどうか、自信がない。 

 老犬ももこのときもわたしの心身は相当のダメージを受けたし。血圧が高くなり、血糖値も高くなり、眠れなくなり、食べれなくなり・・・・・・・。眠りが不規則になったのは数年続き、最近やっとまとめて眠れるようになった。もちろん、毎日ではないがときどき眠れないくらいはぜんぜん大丈夫。以前は眠れないが日常だったから。

 犬のいる生活がまだできたらどんなにいいだろう。わたしの生活は犬がいることで、自由度が少なくなるだろう。でも現在だって、毎日毎日出歩いているわけではないが。

 迷い、もしあの犬がわが家に来たら・・・などと想像しながら、苦しい時間を過ごした。柴犬レオやももこのことも思い出した。

 人間関係で悩むこと、辛い思いをすることも多く、犬がいたらこころを和らげてくれるのでは、とも思えた。

 人と深く付き合うことが苦手なので、犬と心を通わせられればこれほどいいことはない。死ぬまで人間だけと付き合うのは辛すぎる。

 こんなことを思いめぐらして、落ち着かない一日だったが、午後遅い時間から気持ちを切り替え、歌人の永井陽子さんについての書きかけの文章を書くことにした。

 同人誌「詩線」に掲載の「白描」について、である。インターネットで調べたりしながら、やっと書き終えることができた。

 わたしには書くという楽しみもある、と気づいた。