イヌツゲの刈り込みなど庭仕事を

 蒸し暑い一日でが、陽ざしはそこそこさして洗濯物が乾いた。

 ほんとうはもう少し早く刈り込みたかった垣根と、庭に植えてあるイヌツゲを刈り込んだ。

 10年前はわが家の庭はイヌツゲの垣根にかこまれて、道を歩く人から庭の様子はほとんど見ることができなかった。垣根の近くは庭というより小さな畑を作って野菜を育てていた。駐車場を二台分作ることになり、垣根をこわし、畑を削ったのである。その垣根の端と新たに3本植えたイヌツゲを今日は刈り込んだ。

 昔の垣根だったイヌツゲは経年劣化というか、かなり長い歳月同じ場所に植えられていたので枯れたものもあり、残っている木も勢いがない。その並びに新しく植えたイヌツゲは最初は背丈の低い木だったが10年たち、すくすく成長し、地下茎を周囲に伸ばして新たな木を育てている。

 この新たな木を掘り起こして、枯れた木のところに植えようかと思いついたがまだ実行していない。

 5本くらいの垣根は刈り込むのもそんなに大変ではない。10年前の垣根の刈り込みを2日がかりでやったことを思い出した。

 道路から庭へと上るゆるやかなスロープの横にもイヌツゲが1本植えられている。こちらは丸く刈り込んだ葉っぱを三段重ねに成形してある。お団子を縦に射したような形だが、こちらも時間がたっているのでその形が崩れかけている。

 昔は成形したイヌツゲが他にも1本あって、テーブルのように形造られたその上に植木ばさみをよく置いたものだった。

 刈り込んだ枝葉をきれいにゴミ袋に収めた後、庭を見回ると椿の葉にチャドクガの幼虫が発生しているのが見つかった。ゴキブリ用の殺虫剤をかけて殺した。

 午前中は庭仕事の合間に、今日の消印有効の大田区短歌大会に送る短歌を2首、候補作から絞って原稿用紙に書いて送った。候補作は昨夜のうちに書き出してあり、そこから選んだがあまり自信がない。

 他に電話やラインのやり取りもして、午前中は忙しかった。

 昼食後は例によって居間の隣の部屋で昼寝をした。居間に置いたスマートフォンの着信音で目覚めた。