午前中は友だちが来る

 朝から雨が降る。ふりみふらずみの雨。降ったかと思うと止み、また降ってくる。  

 おかげさまで涼しくて過ごしやすい。

 友だちが最寄駅からタクシーに乗って家に来てくれた。

 家にいたのは1時間半ぐらい。

 友だちの会社があるビルでは、フロア全体がコロナウィルス感染による休業のため、使わない状態になっている階があるそうだ。会社ではチームを作って業務をこなしているが、チームによっては感染により全員が自宅待機のところもあるようだ。友だちのチームは幸運なことにそういうことはない。チームで仕事を終えた後の会食はやめようと取り決め、会社側からのルールではなく、自分たちで決めたルールに従っているようだ。

 コロナウィルスはゆくゆくはインフルエンザや風邪と同じ感染症の扱いになるのではないかと友は言う。確かにワクチンで感染を抑えても、それを上回る変異株が現れれば、人対コロウィルスの戦いは果てしなく続きそうで、どこかで線引きをしないといけないだろう。感染をしても重症化を避けることでき、死亡率が低く抑えられれば、インフルエンザと同じ感染症として扱えるようになるのではないか。そのためにはワクチンの接種率をある程度上げなければいけないが。

 友だちがわが家に来るようになって1年3か月がたつ。知り合ったのは2017年の夏ころで、2019年に床上浸水に見舞われたとき、様子を見に来てくれた。そんなことからわが家に来るようになったのだが、最初はすごくやせていた。それがこの1年くらいで20キログラム体重が増えたという。別人のようになった顔つきを見ると、やせていた頃がなつかしく思える。

 友だちは帰りは家の近くまでタクシーを呼んで、それに乗り最寄り駅に向かった。