この夏初めての猛暑日

朝からもわっとした風が吹く。

燃えるゴミを出す日なので、昨日の風雨で落ちて積もった落ち葉や花柄などを掃除した。駐車場の端に小さな山みたいにたまっている。特に夾竹桃の葉っぱと花が多いが、他にもいろいろな葉っぱが混じる。

 ついでに庭道の小草をむしり、梅の老木の根元近くや、植え込みのつつじの後ろ側にはびこる草を引き抜いた。ゴミ袋をいっぱいにしても足らず、二枚目のゴミ袋に入れて捨てた。 

 時間がたつにつれて風は熱風となる。太陽の陽ざしと風とで、地上は巨大な乾燥機みたいになった。

 洗濯物がびっくりするほど早くからからに乾く。乾くのがうれしくて結局3回洗濯機を回した。

 洗濯物を取り込んでも熱を持っているため、部屋の中で広げて冷ましてからしまった。

 午前中はパソコンに向かい、先週の木曜あたりから今日まで詠んだ短歌をワードで入力した。オリンピックを詠んだ歌もある。先週の金曜と土曜日はワクチン接種とその翌日なので1首も詠んでいない。熱が出たことなど、少し時間がたってから詠んでもいい。

 昼食後は居間の隣の部屋に敷いた布団にごろんとなり、そのまま眠った。目覚めて手がしびれていた。頭もちょっと違和感がある。腕はどうだ。脚はどうだ。少しづつ動かして何ともないのを確かめる。最後に頭を動かして何ともないので安心した。

 意識が現実にすっかり戻るまで時間がややかかったので、横になったままでいて、さあ、起きるかと起きた。眠る前と同じ自分だったのでほっとした。

 8月13日の消印が有効の若山牧水の青の國短歌大会があり、のんびりしていられないのだが気が焦っても、何もできない。「海」の題詠はずっと前からあれこれ考えて、そこそこの数を詠っているがこれだ!というのがない。自由詠も決め手がなく、じりじりしている。粘っていい歌を作るしかない。焦ってもしかたない。どのような気持ちで過ごしても、締め切りまでの時間は同じしかないので。

 

詠み終えた俵万智さんの『未来のサイズ』から数首を紹介

 

マングローブの家族寄り添う 海辺でも生きていこうと決めたものたち

 

畑よりくっきり虹が生えている虹の根元を堀りに行こうか

 

次に来るときは旅人 サトウキビ積み過ぎている車追い越す

 

雨傘も日傘もいらぬ負け犬の側から見える空の大きさ

 

すれ違うことに不慣れな生き物となりてスマホという命綱