季刊の短歌誌に10首の短歌を送る

 午前中早い時間に部屋の掃除をして、そのあとはエアコンを入れたまま過ごしている。

 昨夜は理由はわかないがよく眠れなかった。3時ころまで目が冴えて、寝床にいながら短歌を考えてしまった。「海」を使った題詠を夜中過ぎ考えている自分を今思うとなんだかおかしい。

 1首出来上がり、がばっと起きてパソコンを開きワードに入力した。真夜中過ぎのことである。

 その短歌は季刊の短歌誌に向けて今日の午後、発送した10首にふくまれている。

 昨夜は結局3時ころ眠りにつき、7時に起きた。一日中眠かったかというとそうでもなく、ただ昼食後は仮眠をとった。

 季刊の短歌誌に送った10首は最後まで短歌の差し替えが続き、夜中に考えた「海」を入れた1首に差し替え、さらに他の2首は7月に詠んだ他の短歌に差し替えた。

 睡眠不足で妙に頭が冴えたのかもしれない。なんでこんな歌を選んでしまったのか、と思うような歌があった。発送する前に気づいてよかった。

 午後、赤いポストに封書の投函を終え、すっきりした気持ちで仮眠をとったのである。

 

過ぎ去りし長き時間があるのみに吾(あ)に君が言ふ長い目で見てと

 

いく時間かけて編まれし蜘蛛の糸そのはかなさをわが手が横切る

 

そよ風に蝉の声が乗つてきて汗ばむ額にぶつかり散りぬ