大宮図書館二日目

 今日は昨日より少しだけ早く11時ころ、大宮図書館に着いた。

 前もって電話を入れ、到着時間を伝えてある。

 昨日と同じように事務室のようなところの一角を使わせてもらった。

 歌人、永田陽子さんと詩人、大西美千代さんによる同人誌「詩線」は全部で32号まで発刊されたが、今日は11号から20号までの詩線のコピーをとってもらった。

 ただ、問題があり、コピーをとれるのは著作物のページ数の二分の一までだが、12号から同人が4人から2人に変わりページ数が少なくなり、コピーできる枚数が少なくなった。永田さんと大西さんの著作のほとんどのコピーが欲しいのだがそれが無理になったのである。

 しかたなく永田陽子さんの著作を中心にコピーをとることにした。

 また、永田陽子さんの歌集が発刊されたときは歌集について何人かの(同人でない)歌人が寄稿するがそのぜんぶのコピーがとれないことがある。ぜひとも資料としてほしいのだが厳しい取捨選択を迫られる。なにしろ「詩線」のページ数が16ページになり、8ページしかコピーがとれない。永田陽子さんの短歌がだいたい4ページでときには6ページになることもあり、大西さんの作品もコピーするとなるとそれだけで8ページになってしまう。そのほかのエッセイなどあきらめることになる。

 今日も閲覧する部屋に入ってから昼食の時だけ外に出て、あとはずっと部屋にこもっていた。出るのは自由だがまた部屋に入る時人の手を借りないといけないので、外に出にくい。

 昨日は夜の7時まで粘ったが今日は5時半で終えることにした。

 詩線20号までコピーをしてもらい、25号までコピーの請求書を書いた。

 明日は26号から32号まで目を通してすべてコピーをしてもらうようにするつもりだ。

 17年の歳月を得て32号を重ねた同人誌「詩線」だが、3日でその軌跡をたどることがた。時間とは不思議なものだと思う。かかった歳月と同等の歳月を要求しない不思議さ。

 すごく時間をかけてなにかをやってもうまくいかないこともあるし、驚くほどあっという間にうまくできることもある。時間にはでこぼこがあり、均一ではないようだ。