引き続き雨が降ったり止んだりの天気。午後になり、短いあいだ薄日が差したがその後は小雨が降り始めた。
金曜日は燃えるごみの回収日なので、オオムラサキツツジを刈り込んだ大量の枝を袋に詰めて出した。今日は二袋あったが、まだとり切れていないのがある。刈りこみ自体もまだ終わっていない。高いところ、端のほうが残っている。
ぐっしょりに濡れた葉っぱのたくさんついた枝を素手でつかむ作業はけっこう大変。雨のがやんでいる間に急がないといけないし。
朝、庭に出たあとは一回、近所の八百屋に買い物に行ったがそれ以外はずっと家にいた。午前中は3つの部屋、庭に面した広縁、廊下、台所などを掃除機できれいにした。五日ぶりの掃除だがほこりもゴミが少なかった。
図書館から電話があり、他の区から借りている本を早く返してほしいと言われた。数日中にと。電話の向こうの相手の声を聴いているといらいらしてきて、言い募る相手にはいはい。はいと言い、最後まで聞かないで切った。
車で返しに行くのは気がすすまず、郵送で返すことにした。本の厚みがあるので310円かかった。
そんなこんなで疲れたのだろうか。
昼食後しばらくたってから、広縁にひろげた敷布団に横になりたくなった。眠るつもりはなく、横になって休むつもりだった。
庭木の青葉が光があたるところと影で濃淡ができて、風にそよいでいるのを眺めながらいつの間にか眠った。ときおり目が覚め、青葉を眺めまたうとうとした。
目が覚めたあとも青葉の庭をしばらく眺めていた。
青藻が自分のなかに入り込んだ来たような、妙な感覚が今も残っている。自分自身が青葉になったような・・・・・・・。風に揺れる葉はわたしに何か語りかけているようにも思えた。
夕方近くとはいえ、日中、こんなに仮眠を取ったのは久しぶりで、柴犬レオや老犬ももこがいた頃を思い出した。あの頃は夜眠れないことも多く、昼間よく仮眠をとっていた。いや、父の介護をしていた頃も短い時間だが昼間、仮眠をとっていた。
遠い昔がよみがえってきた。レオやももこがいた頃、父がいた頃から長い歳月が流れたが、自分のなかではその時の続きがずっと続いていることを知った。
あの頃の時間はわたしのなかで遠ざかったように思えるだけで、わたしのなかにしっかりと息づいている、ただ、日常の生活では気が付くことがないだけだ。