国会議事堂図書館に行く

 朝から晴れて陽ざしがたっぷり。気温も上がり、薄い長袖の服で日中はちょうどよい。

 大好きな歌人、永井陽子さんについて知りたいこと、調べたいことがあり、午後から国会議事堂図書館に足を運んだ。

 現在、図書館を利用するには予約しなければならないが、個人登録をすると午後4時から7時までは予約なしで入れる。そのための個人登録をして、そのまま入館しようと思い、4時少し前に着くようにした。

 個人登録は前もって記入した書類を持っていったこともあり、すごくスムーズにできた。

 ただ、入館を待つ人がかなり並んでいた。図書館員によるとこんなに並ぶのは珍しいとのことだ。多分、連休で図書館の休館日が続き急ぎの調べものに来た人がいたり、コロナウィルスで行くところがなくなった人が来ているのかもしれない。

 並ぶ人は多くてもそんなに待たずに中に入れた。

 調べたい資料は、「短歌人」という短歌結社が発行している雑誌で、前もって家のパソコンで永井陽子さんの歌や歌評が掲載されている号がわかったので、それをパソコンで入力して印刷を発注する。全部で12冊くらいの短歌人から一冊に付き2ページから4ページを指定して印刷を指示した。

 パソコンを操作するには登録カードとパスワードが必要となる。パソコンの操作は図書館員の方が横にいてくれ、ていねいに教えてくれた。2回習い3回目からは自分だけで操作した。

 操作後、プリントアウトセンターに行き、登録カードをパソコンに読み込ませ、先ほど印刷を指示した内容を画面で確認した。A3サイズを指示したのにA4になっているものがあり、これらを訂正した。もちろん、係員に教えてもらいながら。

 5分ほどで係員に登録番号で呼ばれ、プリントアウトしたものを受け取った。モノクロは一枚16円である。

 図書館でプリントアウトしたものをしばらく読み、暗くならないうちに図書館を後にした。帰りの電車の中でも読んだ。

 最寄り駅に着き、今日中に電話をしたい友だちがいたので電話をし、家に向かって歩きながら話した。連休明けに連絡をとりあい、会う方向で話した。

 

 家に帰り、引き続き永井陽子さんが「短歌人」に書いた歌評や、投稿した短歌を読んだ。切れのいい歌評は読みごたえがある。「現代短歌への直言 一首を問いつめよ」は1970年代に書かれた文章だが今読んでもその通りと思える。まったく古くなっていない。「大切な歌のエキスをカルピスみたいにうすめてはいけないのだ」。 

 その通りです。