歌友から借りた雑誌「短歌研究」を読む

 朝から晴れてきれいな青空がひろがった。

 陽ざしがたっぷりで庭の青葉も日を追って大きくなっていく。

 昨日は歌会があり、歌会がある日の夜は睡眠不足になりがちだったが昨夜はぐっすりといつもと同じ時間を眠ることができた。

 歌友から「短歌研究」3月号を借りたので、昨夜から読み始め、今日も朝から読んだ。著名な歌人の30首詠は読みごたえがある。

 そのなかに名前を知らなかった歌人の歌があり、どのような歌人なのかインターネットで調べてみた。佐藤通雅さんという方だ。

 佐藤さんの歌集『強霜』について紹介しているウェブサイトの記事に、偶然とは思えないような短歌を見つけた。

 最近愛読し、今週の火曜日には大宮までその遺愛の品々を見に行ってきた歌人を偲んだ挽歌だ。

 

どちらかといへば夕陽の国のひと「永井陽子」を手の届く位置に

                      佐藤通雅『強霜』より

 歌人の名前、陽子の陽は夕陽の国の人を表しているのだろうか。同じ陽でも太陽の陽ではなく、夕陽の陽。わたしの亡き友も同じ陽子という名前だったが、こちらはどちらかといえば太陽の陽だった。

 「夕陽の国のひと」という美しいことばは永井陽子さんにふさわしい賛辞だ。

  

  夕方近く、庭の花を切り花にして、近くの友だちの家に持って行った。昨年愛犬を亡くした友だちは遺影のそばに花を欠かさなという。少しでも役に立てばと思って。

 家に帰って、いつものカフェに行こうと準備していると別の友だちからラインがあった。午後こちらから送ったラインの返事で、こちらからまた返した。その返事が来たが暗くなりかけていたので、スマホを持ったまま外に出た。また返事をしながら、バスに乗り、ときどき足を運ぶ駅前のカフェに向かった。バスに乗るとき、前方で事故があったようでパトカー数台、白バイなどが止まり、赤い警告灯がちかちかしている。片道だけ車が通れる状態だが車の通りがそれほど多くないので、それほど待たずにバスは動いた。

 カフェには1時間ほどいて、帰りもバスで帰ってきた。上空に半月から少しふくらんだ月が出ていた。来週は満月が見られる。

 

 

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鷺草の芽がだいぶ大きくなった

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オオムラサキツツジは満開に

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