大田区の健康診査に受ける

 晴れて陽ざしがそそぐ。風がなく気温が上がった。

 わが家の桜も近所の川沿いの桜もほぼ満開のまま咲いている。ちらほらと花びらは散り始めているが。

 今年度の大田区の健康診査が年度末の3月31日までで、受けるつもりならばあと3日しかないと思い、受けに行くことにした。

 ところがである。早く受付をすまそうと急いだためか。肝心の受診表を持っていくのを忘れた。病院に着いて受付をしようとして気づき、仕方なく家に戻ったのである。病院は駅前にあるので坂道を何度ものぼり17~8分はかかる。

 帰りは下り坂が多いが家に帰り、受診表を持ってもういちど坂を上って行った。

 だがこの時間と労力の無駄と思えることがうれしい出来事を引き寄せてくれた。

 ポニーを連れて散歩している家族に会ったのだ。赤茶色のポニーは前にいちど多摩川沿いの玉堤通りをバスに乗っているときに、女の人に紐でつながれ土手で草を食んでいるのを見たことがある。

 その時のポニーが住宅街を歩いていた。受診表を忘れなければ少なくとも今日は会えなかった。ずっと会えないかもしれなかった。

 相模原の牧場で飼われていたのを買ったとのこと、年齢は18歳の老女のポニーだ。名前も聞いてにわかに親しみが増した。

 11時少し前、受付終了時間ぎりぎりに病院に着き、健康診査を受けた。眼底検査、レントゲン検査、尿・血液検査、血圧測定、心電図の6項目である。

 診査結果は4月に病院に来て聞くことになった。

 帰りは宝来公園という小さな池がある公園を通って帰った。秋から冬にかけて渡り鳥のマガモの群れがここに滞在していた。池の中に小さな島があり、そこが寝ぐらになっていた。マガモにパンくずをやる人もいた。

 マガモのいない池は静かで、桜のはなびらが池の縁のほうにたまっている。季節の移ろいを感じた。ここにマガモの群れを何回か見に来た昨年の晩秋から冬を思い出した。あの時わたしはどんな気持ちで生きていたのだろうか。そして今は・・・・・・。

 午後は友だちに久しぶりに電話をした。もう一人の友だちと誕生日が同じ友だちだ。

 最近、二人の友だちの誕生日が同じことを知り驚いたが、電話をした友だちは自分とは違う誕生日の人で何人も同じ人を知っていると話した。つまり、自分の友だちに同じ誕生日の人が何人かいるとのこと。

 わたしは友だち同士が同じ誕生日なのははじめてなので、驚きが大きかったようだ。

 夕方近く、最近よく通っている等々力駅前のカフェに行った。今日は病院へ2往復したので8キロメートル以上歩いた。駅前へは行きも帰りもバスを使った。

 

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今日のわが家の桜、まだ満開を保っている

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今日の花

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白とグリーンの八重咲チューリップと黄色いチューリップ

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あわいピンクのフリンジ咲きチューリップ、老犬ももこを偲んでこの色を選んだ

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2種類の水仙が咲いている、色の薄いほうは”タヒチ”という名の八重咲の品種

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3種のチューリップが咲いている