久しぶりの夕方の散歩

 昨日の冷たい雨から一転して今日は晴れ間がひろがり気温が上がった。

 たまった洗濯をしたが、部屋の掃除はしなかった。今日あたりと思っていたが明日か明後日にすることにした。

 居間の掘り炬燵に入って、歌会の準備をした。みなさんの18首の短歌(わたしのも含む)から5首を選んだ。歌会のときに持っていく次の歌会のための3首をどれにしようか決めるため、WORDで昨年の12月に詠んだ短歌や今年の1月に詠んだ短歌のファイルを開けようとしたが、開けられなかった。

 マイクロソフトに電話して、ワードのサポート窓口にアクセス。遠隔操作で不具合を直してもらうつもりだったが不具合ではなく、わたしの捜査の間違いとわかった。前のパソコンからワードの文書をDVDに移し、そのDVDから新しいパソコンのドキュメントに古いパソコンのワード文書を読み込んだと思っていたが操作を間違え、読み込みができていなかった。

 遠隔操作でDVDからの読み込みを行ってもらい、前のパソコンのワードのデータが新しいパソコンでも使えるようになった。

 午前中はこれで終わってしまい、午後は昼食後眠くなってしまい、短い時間だが眠ってしまったようだ。

 起きて庭に出て、枯葉の掃除をした。昼寝の前と目覚めた後ではなんか自分が変わったような気分になったがこれは錯覚だろう。短い睡眠で人が変わるはずはないから。

 庭掃除をしている時、知り合いの奥さんが愛犬二匹を連れて家の前を通ったので話かけた。わたしがときどき行く商店街でレストランや洋菓子店、パン屋などレ4つの店を経営している方で、いつかレストランに行きたいと思っていたので、現在の状態を聞いた。

 レストランは以前は一か月前からでも予約が取りにくかったが、現在はすぐ入れるとのこと。ただ、人数を少なくしているので前日くらいには電話をしたほうが確実とのことだ。

 夕方になり、近所の八百屋さんで少し買い物をして、お米を研いでから散歩にでかけた。もう日は落ちて暗かった。いつもの対岸の高層ビル群の夜景が眺められるところまで歩いた。

 新しい家の屋根が少し邪魔をして以前よりは風景が小さくなったが、坂を少し上ると前と同じような広がりのある夜景が目の前にひろがる。

 ここは柴犬レオが亡くなった後(2013年の6月から9月にかけて)、よく夜の散歩で訪れたところだ。あの頃どんな思いでこの景色を眺めたのだろうか。レオのいない家にいることが辛くて辛くて、狂ったように外を歩いていた。あの時に比べれば今のわたしは落ち着いているほう。ふと思った。すごく幸せなことがあるとき、喜びでいっぱいのとき、この夜景を見に来たいと。

 辛い思い出を拭い去るように。

 

公園にて懸垂すれば職のなきからだ温まるとぞ若き男は