夕方、ちょこっと外出

 雲が多く陽ざしが少ない一日だが、気温が高めだ。

 庭に出ると金木犀の甘い香りがツーンとくる。この香りをこの秋2回も楽しめるのは妙な非現実感がある。

 日中はなにをやったということなく時間が過ぎた。パソコンに向かい、ワードの「2021年10月の短歌」に昨日詠んだ短歌を入力した。

 来週15日の消印有効の鎌倉歌壇さきがけ源実朝顕彰歌会のチラシを取り出し、参加条件などを確かめた。短歌1首につき千円が必要で、2首まで応募できる。

 2019年、わが家が水害にあたときも参加して、短歌は送ったが参加費を払い忘れて催促の電話がきたことがあった。ちょうど床上浸水になった日の翌々日が締め切りで、うっかり参加費の振り込みを忘れたのである。今思えばそこまで無理して参加してなくてもよかったと思う。

 今年はよゆうがあるので参加したいと思うが問題は、この歌でいこう思えるいい歌(自分にとって)がいまのところないことだ。

 昼食後、いつもように昼寝をして目ざめた後、外出した。急な坂を上って最寄り駅近くの商店街に行き、朝食用のパンを買った。駅から電車に乗ってひとつめの駅まで移動し、ここでも一つ買いものをした。

 外出中に岡山市に住む歌友からメッセージが届いた。月曜日に送った季刊の短歌誌が届いたと知らせてきた。電車のなかで返信を書いて送った。

 夕ぐれ近くの街がだんだん夜に近づいていく、わたしが好きな時間帯。街の灯りがはなやぎとともに寂しさも感じさせる。

 犬たちが待たない家に帰った。