久しぶりに墓参に行く

 今日もおだやかな晴天が続く。朝の冷え込みが強く日中も気温はさほど上がらなかった。

 昨夜は一回目が覚めたがすぐまた眠ったので、睡眠時間はふつうだと思う。でも午前中、昼食後と眠いような疲れたような感じで家でうだうだしていた。

 それでもお昼前に墓参用の花をすぐ近所に買いに行った。以前は車で花を買いに行ったが最近は車で買いに行くことが少なくなった。駐車場がないのがいちばん理由かもしれない。近くの八百屋さんで花束を売っているのでそれで良しとした。春や夏、花壇に花が咲く季節は切って墓参に持って行くこともある。

 でかけたのは3時すぎ。買ってきた花束に庭の千両の枝を加えて、菩提寺まで歩いた。墓地に着くと11月にお供えした百日草と千日紅が枯れてしたのを捨てて、花立をきれいにした。花立に新しい水を満たして、花束を挿しいれた。

 お母さん、お父さん、今年は大変な年だった。日本全体、世界全体も大変だったがわたしの個人的な面でも大変だった。新型コロナウィルスのことをお父さんやお母さんに話してもわからないかもね。生きている時にはなかったことだから。お父さんやお母さんがいる時と、全然変わってしまったんだよ。夢みたいだよ、昔が。

 お寺を後にして、坂道を上り、ときどき買い物に行く最寄り駅のひとつをめざした。駅前に小さな商店街があり、そこで洋服とパンと揚げたてのコロッケ、メンチカツを買った。暗くなり始めた頃家路についたがすぐには家に帰らずに、国分寺崖線の上の道を歩いて夕焼けの空と遠景の富士山を眺めながら歩いた。いくつもの坂と交わっている高台の崖沿いの道で、家が建っているが坂道の上からは多摩川の方向に眺望が開けている。夕空に富士山のシルエットが浮かび、上空には三日月が見えた。昨日は低い空に浮かんでいた三日月が今日は早い時間に上空にのぼっている。

 馬坂という名前の坂を下って家の方向に歩いた。馬坂の名の由来は大正時代頃まではこの辺りで唯一の馬が上れる道だったので、この名が付いたとのこと。時代が進んで今のような自動車も通れるような幅の道になったそうだ。

 

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富士山の紫色の影が遠景に眺められる


 

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これは別の坂の上から

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坂を降りて段差のあるところから

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上空の三日月を撮ってみた