ライン短歌をワードに入力

 久しぶりに雨が降らない一日となった。お昼近くには陽射しが注ぐ時間があった。なつかしい陽射しの色を見てほっとした。

 たまった洗濯をして干したが、陽射しが出た時間が短すぎて、乾きそうもない。

 買い物に行った昨日よりも今日はさらに家にこもっている。夕方、少し離れたスーパーマーケットに買い物に行く予定があるが。

 先週、出先でラインを使い自分宛てに送った短歌がたくさんあるので、ワードの「十月の短歌」に入力した。

 ああ、こんなことを感じたのだなと自分の思いをあらためて知ることができる。

 雨が長く続いた間に、庭も様変わりした。金木犀の花はあらかた散ってしまった。金木犀の花はそんなに花期が長くない。強く薫る時期もそんなに長くない。というか住宅街を歩くたびに金木犀の甘い香りがする時季があり、この花の季節が来たことをそのたびに感じるのだが、いつの間にか過ぎてしまう。過ぎてしまうと短く感じるのは人の性みたいなもの。

 どんどん季節は進んでいく。生きている限り、進んでいく季節を止めることはできない。この世を去ったとき、自分にとっての季節が終わるのだろう。その時、季節は歩みをとめる。世界ではあいかわらず季節が進んでいくにしても。

 

八つ手の葉てのひらとなり木犀の花受けとめつ思ひをこめて

 

八つ手の葉のくぼみに身を寄す木犀の花やすらかに命を終える

 

八つ手の葉のくぼみに身を寄す小さき花香れる日々を記憶に残し

 

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紫蘇の花が花盛り

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百日草、マリーゴールド、千日紅・・・・秋の庭の花たち

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返り咲きのエキナセアの花

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こぼれ種から咲いた鶏頭

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八つ手の葉っぱが受け止めた金木犀の花