夾竹桃の絵まだ半ば

 朝から雨が降り続ける。

 傘をさして短い散歩をしたのと、近所の商店に買い物に行った以外はずっと家にいた。

 一昨日、切り花にして昨日夕方から描き始めた夾竹桃の絵は描き終えることができなかった。水差しに活けた夾竹桃はお昼頃からしおれはじめた(咲き終えた花がしぼむ感じ)。主な花は鉛筆でスケッチした後だった。

 花を描いた後、たくさんの葉っぱを鉛筆で下描きした。そのころには花はほとんどしおれていた。

 しかたなく、色付けの参考にするため、玄関に活けてある夾竹桃を持ってきた。花の色の具合や影の濃さ、しおれかけているときの色あいの変化などがわかる。うすい色で花と葉っぱを色付けして、今日のお絵描きは終わりにした。

 明日は、濃い色を重ねて影を入れて行くつもりだが、あんなにきれいに咲いていた夾竹桃の花が見るも無残にしおれているのを目の間にすると、花を描くのはつくづく難しいと思った。夾竹桃がこんなに足の速い花とは知らなかった。

 いや、花は一日で変化する。紫陽花は比較的変化がおそい花で、少しは時間的な余裕があるが。

 夾竹桃の葉っぱはほとんど変わらないので、こちらは花瓶に活けたものを見て色付けができる。

 

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制作中の夾竹桃の絵

 

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雨の日の紫陽花

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