紫陽花の絵を描き終えた

 梅雨の晴れ間で青空が広がるという予想だったが、朝早い時間は雲が多かった。庭に出て、取っ手の長い剪定鋏を使い、遅咲きのツツジ〈サツキかも〉の剪定をした。先に剪定したオオムラサキツツジの手前に、色とりどりのツツジ〈サツキ)を何十本か密に植えて、大刈込をなしている。日当たりが悪いのか、木が老いてきたのかだんだん花つきが悪くなったが、それでも咲かなかった木が突然咲くこともあるので花後剪定という最低限の剪定は欠かせない。花が咲いた木も咲かなかった木も同じように剪定する。
 剪定鋏で伸びた枝を切り揃えていると、斜めお向かいのご主人がやってきて、梅の収穫は金曜日の午後にすると伝えに来た。昨日、例年のように梅の収穫を手伝ってくれるように頼んだのである。ご主人の親戚の人も加わって二人で手伝いに来てくれる。
 いつもいちばん実がなる古木が今年は実付きが少ないがその分、大粒の梅が収穫できる。もうすでにオレンジ色に熟し始めていて、自然にぼとぼと落ちてくる実も多い。落ちた実は拾って傷んだところを取り除き梅ジャムを作った。きれいな杏子色のジャムができた。
 ツツジ〈サツキ〉の剪定は曇っている間だけにして、日が出てきたらやめたが、大刈込ぜんぶを刈り終えることがきた。もう一本、大株のツツジ〈サツキ〉も刈りこむことが出来た。今年はいつもより庭木の剪定が大幅に遅れているが、こういう年があってもしかたないと思うことにしている。
 昼食後、短い昼寝をして、その後、描きかけの紫陽花の絵を描いた。鉛筆スケッチのままになっていたのを、水彩色鉛筆で彩色した。スケッチした花瓶に活けた紫陽花は、花はそんなに変わっていないが葉っぱが元気がなくなり萎れているものが多いので、想像で色を付けた。もっと早く手を付ければよかったが、いろいろあって絵を描く気になれなかった。


晴れた日の紫陽花というタイトルをつけた
太めの鉛筆で下描き、水彩色鉛筆で彩色


刈り込んだツツジ〈サツキ)
庭の通路に沿って植えられている
2012年の同じころ、剪定した後の枝が散らかっている通路を
柴犬レオがおぼつかない足取りで歩いていたのを思い出す