紫陽花を活けて、絵を描く

 紫陽花の花が色づく季節になった。一昨年亡くなった柴犬レオがいた最後の6月に咲いていた花でもある。
 庭から何本か切ってきて花瓶に活けて、鉛筆でスケッチした。あまりいい出来でないので、描き直すかもしれない。紫陽花の花〈装飾花)の重なりや、ふっくらと丸い花の感じがよく描けない。平面的な感じになってしまう。
 スケッチしながら、写生という考え方を捨てて、思い切って紫陽花の存在感を別の表現で表すのも面白いと思ったが、ではどうすればいいのか・・・・・・・・。

 老犬ももこは一日2回の食事が何よりの楽しみだが、その楽しみの食事を平らげた後も満足するというより、もっとほしいという態度をありありと示す。ももこにとって満腹でこれ以上食べ物のことは考たくないという状態はないようだ。


額紫陽花と手まり咲きの紫陽花を活けた
後ろの2本の紫陽花はまだ色づき始めたばかりで装飾花の花びらが開いていない