日暮れの散歩で、軽鴨の親子に会う

 青空がひろがり陽射しがたっぷりの一日となった。雲はやや多めの空。

 午前中は、昨年の水害で被った床上浸水の応急修理や、生活再建のための支援金の申請に関することで区役所や工務店に電話をした。支援金は二種類あるので、区役所の窓口がふたつあり、電話をそれぞれにかけた。一つは手続きがかなり複雑で、もう一つはシンプルでわかりやすい。こういうときの支援の制度は使いやすいのがいちばんいい。

 電話をかけ終えるとお昼近くになったが、炬燵布団を持って700mくらい離れているコインランドリーに行った。大きなドラム式の洗濯機は二つともふさがっていて、しばらく待ってから洗濯した。洗濯だけで30分、乾燥は別の乾燥器を使い、20分乾かした。乾燥の間に近くのスーパーマーケットに行き買い物をした。

 家に帰ったのは1時を過ぎていた。

 昼食後はまた区役所に電話をして、応急修理の援助金を申請するための書類をホームページ上から印刷した。手紙を添えて、2種類の書類を工務店に送った。書類は工務店に書いてもらい、わたしが確認をして署名・押印をしてから役所に提出する。工務店にはずっと前から申請の書類を書いてほしいと言っていたがなかなか動かないので動きやすいように書類を用意して送ったのである。

 そんなこんなで夕ぐれになり、日が落ちて暗くなり始めてから散歩に出た。

 近くの川沿い(もとは用水路だった)を下流に向かって歩くと、暗い川のなかに生まれて間もない子がもを見つけた。親の軽鴨ともう一羽、軽鴨がいて激しく争っている。もう一羽のほうが子がもに近づこうとすると親はもうれつに攻撃し、一方が反撃するので人間だったら取っ組み合いのけんか状態。

 一羽のほうはもしかしたらわたしがルパンと名付けた軽鴨かもしれない。いや、多分そうだろう。親鳥に突っ突かれ、ルパンは逃げた。なんで子ガモに近づくのだろう。なんかルパンが可哀そうになった。下流に向かって泳いでいるのを見たが、暗いのですぐ見失った。

 子ガモは数えると12羽いた。親は大変だ。子ガモはかたまりとなって、親のそばから離れない。この子たちを夜をどうやって過ごすのだろう。ねぐらはどこなのだろう。

 さらに下流まで歩いて、多摩川の対岸の高層ビル群が眺められるところまで行った。新しいビルが一棟加わっていて、夜景がはなやかになった。

 帰りは西の空に出た三日月を見ながら歩いた。

 

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うすいピンク色のアスチルべが色づいてきた

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鉄砲百合のつぼみ、この1本だけが8年くらい前から植わっていたもので、丈の高いものは一昨年植えたもの

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ひとつだけつぼみをつけたアンネ・フランクの薔薇

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