晴れた寒い日曜日、明治神宮月次歌会へ

 1月末までに送る短歌8首をまとめるのに時間がかかり、ゆとりがない週末。この歌にしようと決めた歌を時間を置いてみるとどうかなと思うなど、混乱が続いている。
 今日は今年初めての明治神宮月次歌会なので、気持ちを切り替えて心新たにのぞみたい。
 武蔵小杉で開かれる歌会の仲間が今日の歌会にはじめて参加するということだ。今年のスタートにふさわしい歌会になるかも。
 そろそろ出かける時間、ひとまずここで筆を置く。
 さて今日の歌会は波乱含み。講師の先生がインフルエンザで休講された。
 いつものように11時半ごろ歌会の会場に入ると、神社の方に先生の休講を告げられ、当座の歌を提出した後は各自帰ってくださいとのこと。
 当座は歌会に出席してはじめてわかる題のことで、今回は「飛」だった。
 二首ほどつくり、そのうちの一首を提出した。
 わたしの後ろの席に、この歌会でいつも賞をとっている方がいらして、ノートに小さな字でいくつもの短歌が書かれているのが目に入った。いつも提出時間ぎりぎりまで考えて歌を提出なさる方だ。 
 今年はもっと短歌に対して誠意を持って取り組もうとこの方を見て思った。
 武蔵小杉の歌会の仲間が今日はこの歌会にはじめて出席し、しばらく出席しなかった仲間も出席した。いつも来るひとりは昔の短歌の恩師が亡くなり、葬儀のため欠席した。
 持って行った簡単な昼食を食べ、明治神宮社務所を後にした。
 JR原宿駅前のドトールで珈琲を飲み、仲間たちとあれこれ話した。この前の歌会でろれつが回らなかった先生は検査の結果、脳梗塞をおこしていたとわかったが軽症なので薬を飲んで自宅療養するそうだ。
 脳梗塞をおこしていた先生は歌会だけでなく、その後の新年会に出席し、負担が大きかった。もっと早く病院に連れて行った方がよかったと話し合った。
 先生にあまり無理をさせないようにこれからは慎重に。


 わが家にて一回限りの一月を過ごしし犬を日暮れに思ふ

 灯りそむ家いえの灯暮れ残る空眺めつつ犬と歩きき