今日は二十四節気の小寒にあたる日だが、冷え込みは強くなく、おだやかな晴天だ。
朝食後、庭に出ようかと思っていると電話があった。母方の叔父の奥さんからだ。叔父は数年前に他界した。
わたしが出した年賀状のお礼を兼ねての電話だった。昨年夏、肺炎で入院したというはじめての話を聞いた。この歳まで生きてしまって、ということばに、わたしの母も同じようなことを言っていたと話した。
姪といっしょに生活していて、叔父がいたときはときどき顔を出したが、叔父が亡くなってからは足が遠のいていた。やはり、母の弟である叔父に会いたいという気持ちがあったようだ。
電話を切るとまたすぐ電話があり、こんどは携帯電話会社からだった。通信速度が数年後に切り変わると今使っているガラケーが使えないので新しい携帯の機種、またはスマートフォンへ切り替えをすすめてきた。いつか切り替えないとと、思っているがまだ時間があるのでなかなか踏み切れない。
資料を送ってもらうことにし、検討すると答えて電話を切った。
やっと庭に出ることができ、昨日の木槿の剪定の続きをした。駐車場の道路に面したところに植えられている(正確には植えたのではなくいつの間にか生えた)木槿を思いきって剪定した。最初は伸びた枝を切っていたが、最後にとうとう太い幹を根元から切った。道路に枝が伸びて通行する車に邪魔になるので、大きくしたくないから。ここまで伐っても夏になれば花が咲くだろう。
さらに庭に植えた木槿を剪定した。こちら脚立に上り、切った。木槿の横の名なしの常緑樹も剪定した。この木は父が植えたものだが一度も花が咲いたことがなく、名前がわからない。
まだまだ剪定したい木はあるが今日はここまでとした。切った枝を束ねて家に入るとちょうどお昼だった。
昨年より体力が落ちた感じがある。昨年だったら、さらに剪定を続けたにちがいない。
わたしと同じ年齢の大工さんが昨年、家の床材を張るなどの工事をしたが、わたしには一日中、身体を動かし続ける体力がなく、寂しさを感じる。
午後は近所の友だちから今年初めての電話があり、お互いの年末年始を話した。昨年末の交通事故のことも話した。事故関係者以外でこの話をしたのはこの友だちがはじめてだ。車を運転しない人に話しても、どこかわからないところがあると思い、話さなかった。友だちに話せてよかった。
群れをなす魚影のごとき朝の雲カメラを取りに帰る間に消ゆる