風邪をひき歌会を休む

 

 数日前から風邪気味だったが今日は本格的に風邪になった。

 朝の10時半ごろ、なんか横になりたくなり、一度畳んだ布団をひろげて横になった。眠るつもりはなかったが寝入ってしまい、起きたのは11時半だ。

 午後1時からの歌会に行くためには急いで準備しなければならず、その気力が自分にはないと気づいた。横になる前は少し休んでから、歌会に行くつもりだった。自分がどれほど疲れているか気づかなかった。少し眠ってからだがわたしに無理だと気づかせた。ありがとう。ごめんね。なかなか気づかなくて。

 休むことを歌会の仲間に電話で伝えた。この歌友も風邪気味で薬を飲んでいるという。お互いに若くないので無理はできない。わたしが休むと次の詠草をまとめて送る係りがこの歌友になるので悪いとは思ったが、わたしはこれ以上負担を担えないと思った。

 自分の生活を立て直すだけでせいいっぱい。人のために何かをする余裕がない。体力がない。

 歌会を休むと告げて重荷をおろした気持ちになった。それだけで風邪が治るわけではないが、気持ちをゆるやかに保ちたい。

 家にいて、台風19号の被災を受けて減免されるNHK受信料の申請書を書いて送った。固定資産税の減免を申請する書類も送った。NHKのほうは申請書を送ってもらい、固定資産税のはネットで探してプリントアウトした。

 介護保険料の減免を申請する書類も送ってもらうように封書を投函した。

 しばらくはあくせく不用品を捨てたり、片付けたりすることから解放されたい。必要なものを買いに行くのもしばらく休みたいが、寒くなるのでエアコンは早めがいいだろう。今は買いに行く気力、体力がないが。

 

湿り気が残る廊下にひと月ほど寝泊りしきを夢かと思ふ

 

若き日に母が買いくれし食器棚 破棄せしことは小さな罪と

 

散りながら咲き続けたる山茶花が山手線の窓へと飛び込む

 

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アゲラタムの花、寒くなるなか咲いている

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もう千両の季節、鳥たちが食べた痕もちらほら

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