風邪のため、外出予定はすべて取りやめ

冷たい雨が降ったり止んだり。くずついた天気が続く。  

わたしの体調も空模様と同調しているかのよう。

夜中に一回、寝汗をかいて目覚める。2枚かけている布団の一枚をはねのけ、汗がひくくのを待ってまた布団をかけて寝なおす。

 朝になり起きてからフォローリングにひいた敷布団の下にさらにしいた毛布が湿っているので驚いた。毛布をとると床に細かい水滴があり、タオルで拭き取った。  

 寝汗が敷布団に沁み込み、その下の毛布にもしみ込み、床を濡らしたのか。  

 フローリングは水をこぼしてもすぐには沁みない加工をほどこしてあり、そのため水分《寝汗?)が床に残ったようだ。

 昼間も横になる時間があるので、布団の湿気をとるべく、しばらくたてかけておき、また敷いた。布団の下にはベッドパットを敷いた。湿気を吸い取ってくれそうなので。

 外出する気はぜんぜんおこらず、食料品を買いに行くのも近所だけ。車で駅前のスーパーマーケットまで行きたいが、もう少し調子がよくなってからにしようと先延ばしにしている。冷蔵庫の食べ物がだんだん減ってきて心細い限りだが、食欲旺盛ではないのでいまあるものと近所で買ったもので何とかしようと思っている。

 自分で思ったより疲れがたまっていたようで、この疲れが少しでも心身から抜けてゆくように休養につとめている。

 柴犬レオや老犬ももこがそばにいて、大丈夫?と寄り添ってくれているような気がする。

 12年近くも前、2007年12月の末にひどい風邪をわたしはひいていた。激しく咳き込むわたしを見て,「お医者さんに行きなさいよ」と言ってくれた母の声をなんども思い出した。母に促されわたしは近くの病院に行ったのだが翌年の初め、まだ風邪が治り切らないうちに母が救急車で病院に運ばれ、1週間後に他界した。

 この世で最後にわたしの体調を気遣ってくれた母の声がわたしの中でリフレインする。これも風邪をひいて気弱になっているからだろうが、母の声をこんなに身近に感じ、しみいるように思い出すことができたのは風邪のおかげかな。

 

鼻かみしティッシュ見事にゴミ入れに遠くよりおさまり拍手したり

 

わが風邪を気づかひし母の声聞こへ今も風邪ひくわれにしみいる