昨日は歌会と大田区の説明会に出席

 昨日、日曜はかなり忙しい一日だった。

 明治神宮月次歌会の会場である明治神宮庶務所に11時少し前に着いた。もう一つの歌会の仲間はひとりだけ来ていた。あとふたりは欠席である。

 歌会の講師は佐伯裕子先生。当座は「謎」。あまりいい歌ができなかったが数首詠った中から1首提出した。

 いつもだと、参加者全員の歌を先生が講評なさるを聞くのだが、昨日はその前に社務所を後にした。2時過ぎに出て原宿駅より山手線に乗り、途中JR目黒駅で降りて、駅ビルのなかにあるニトリに寄り、炬燵布団を買った。掘り炬燵のヒーターがあるのに布団がない状態なので、寒さが厳しくなる前に手に入れたいと思っていた。炬燵布団を持って、夕食の買い物などできそうもないので郵送を頼んだ。

 最寄り駅で買い物をして家に帰り、ひと息ついてすぐでかけた。いつも行っている特別支援学校の体育館で台風19号による浸水被害に対する大田区の説明会が開かれる。

 午後からと夕方からの説明会があり歌会があるので夕方を選んだ。

 説明会のタイトルは「台風19号における被害報告及び支援制度についての説明会」と言う長いもの。

 防災危機管理課を兼ねる総務部の人が司会をして、災害に関連する各部の部長が説明をする。被害報告は総務部 防災危機管理課から。支援制度については総務部から。浸水被害の調査・検証については都市基盤整備部 都市基盤管理課から。

 支援制度については目新しいものはなかった。ただ、NHK放送受信料が半年分免除になると言うのを初めて知った。また、東京都独自の支援制度を考えているところで年内になんらかの具体策が出るようなことを言った。被害を受けた家の工事にかかった費用、その他の領収書を残しておくようにと言われた。

 いちばん関心があったのは浸水被害の調査・検証だ。思いもよらなかった事実を知らされ、愕然とした。今回の水害はひとつの原因ではなく、複合的な原因が重なり起きた。この地域では住宅街からの雨水を排水管に集めて、多摩川に流している。いくつかの排水管があるがその一つの排水管のゲートが閉められず、多摩川の水が逆流した。もう一つの排水管はゲートを閉め、排水ポンプの稼働を止めたので、雨水があふれ出したと考えられる。さらに上流の(わが家から1キロあまり)谷沢川が水門を閉めたため川の水があふれて氾濫した。

 重ねて多摩川は今回、堤防の決壊はなかったが一部では川沿いの道路を超える越水があったようだ。またこれ以外にも原因があるかもしれず、調査・検証は引き続き行われ、結論は来年の3月になるとのことだ。

 会場では衝撃的な動画を見せてくれた。地域の人ならだれでも知っているある交差点の定点観測的な動画だ。まずマンホールから水があふれ出し、すこしたつと上流方向から濁流が押し寄せる。倒木が2本ほど流れてきた。あれはいったいどこから?

 この濁流は低い方へと流れ込み、わたしが住んでいるあたりで止まったか、さらに下流に流れたかはわからない。

 質疑応答では行政側と住民側のかなりシビアなやりとりがあった。濁流の水深は最高で1m60と行政側が答えたがもっとあったのではないかという反論も。この方のご主人は濁流を泳ぐ羽目になったそうで、足がつかないと言ったそうだ。

 住民のなかにはかなり詳しく調べたうえで質問する人もいて、大田区側に住民訴訟の可能性も考えて対応するように、と言い放った。

 人災ということばもちらほら。

 詳しい調査の・検証の結果を待ちたい。身落としのない調査・検証を願いしたい。

 

 今日から掘り炬燵を出した。炬燵布団はまだ届かないので、毛布を二枚重ねて布団ががわりに。今夜から東京は寒くなるというので。

 やや風邪気味である。