水害対応のゴミ収集は今日まで、と数日前にチラシが配られた。
こんなことがあり、昨日はがんばり過ぎた。朝は台所の片付け、その後は車で大田区役所へ住宅リフォーム助成の仮申請に行った。工務店の見積書と固定資産税の納税通知のコピーなどを持って。
うっかり２０１８年度の納税通知を持って行ったが本申請のとき差し替えればよいということになりほっとした。
家に帰り昼食後は疲れが出て昼寝、起きたのは４時頃。ゴミ収集の明日まで、と思い、８畳の和室の押し入れの下を片付けた。すのこが敷いてあり、浸水はそれほどひどくはないが下に置いたものは湿っている。すのこの上に敷いた畳表は湿り青カビが生えてぐだぐたになっていた。すのこを上げると白く乾いているが泥水が入ったということが歴然だ。
泥を拭き取る、雑巾でなんどもなんども。すのこの上の収納家具はドライバーで分解して出した。その他の収納箱２つも捨てた。
父が来ていた背広、１着づつ箱に入っているものを６～７枚捨てた。洗濯屋から戻ってきたビニール袋入りのワイシャツは何十枚と捨てた。父の仕事着である。いつかなんとかしないと、と父の死後９年間思っていたがこういう結末になるとは！
１着だけジレのある背広を残した。背広を手に持つとその重さが父を思わせた。
昨日の夕方４時から６時までの片付けはかなりハードで、汗だくになった。桐の箪笥が押し入れの近くにあり（畳を上げる時移動させた）、これが片付けの作業を難しくした。なかのものを取り出すのが大変だった。
そんなわけで今日の昨日の疲れを引き摺っている。
腕が痛く、疲れがたまって身体が重い。
それでも食器棚を動かし、床の泥を拭き取った。なかの食器はいくらか捨てた。母が来客用にそろえた日本酒の徳利とお猪口は全部捨てた。あとになって一組残しておけばよかったと思ったが後の祭り。
家で日本酒をお猪口で飲むわたしを今は想像できない。いつか飲みたくなったら気に入ったものを買うことにしよう。
年に４回発行し、短歌を投稿している短歌誌の方からお見舞金が届いた。今月末が原稿の締め切りなので水害に見舞われ少し遅れる旨を、伝言で伝えた（ご本人が留守で）。ていねいに手紙が添えられ、お見舞のことばが書かれている。熊本県から届いたお見舞い、ありがたくいただきました。
羽根つくろふ軽鴨のそばえさ探す白鷺ひとり街川の朝
