ハモニカライブと武蔵小杉の歌会へ

今日は月に2回、武蔵小杉でひらかれる歌会の日。

午前中は近くの特別支援学校に行き、実習授業のひとつとして営業している校内のカフェに入った。

 友人のひとりがここで三年生の卒業を祝してハモニカのミニライブを開いた。カフェは先生の指導のもと二年生と三年生で実習授業が行われ、三年生がこの春門出を迎える。

 ハモニカのライブは3~5回目で生徒さんたちとわたしたちカフェのお客が観客となる。滝廉太郎の「花」からビートルズの「YEASTURDY]、サイモンとガーファンクルの「コンドルは飛んでゆく」など十数曲がハモニカ演奏され、最後は「蛍の光」でしめくくられた。蛍の光は歌う人も何人かいた。

 特別支援学校は高校にあたる教育がおこなわれる。ここを卒業して就職する生徒さんや技能訓練を受ける生徒さんなどは卒業後は社会人として生活することになる。卒業後の進路は障害のていどによって違うようだ。

 カフェにお客として来る人は高齢の人が多いが生徒さんたちはこれからの人生が長い。いろいろなことがあるだろうが幸せな人生を祈りたい。

 

 早めに家に帰り、支度をして午後からの歌会にでかけた。

 参加した人は先生をふくめて9名。

 わたしの歌に対してではないが先生は十何度も教えているのにまだわからないのかと、助詞の使い方の間違いを指摘した。短歌において助詞の使い方はとても重要である。

 わたしが出した歌の2首のうちひとつ。

 近所の犬について詠った。

 

 跳ねるがに歩いているよ虐待に片前足を失いひし犬(先生が直されたもの)

 

 虐待に前片足を失ふ犬 はねるがごとく歩いてをりたり(わたしが作った原作)

 

 上句と下句を入れ替え、「跳ねるがに歩いているよ」と口語に直すことで犬の歩く姿を見ているわたしの視線が歌の中に表現された。

 

門出に立つ生徒のためにハモニカを友は吹きたり「オブラディ・オブラダ」