自分の部屋の片付け、お墓参りも

 朝は6時前に目覚める。雨戸を開けると西空に月影、東の空に金星が見えた。月は少しづつ痩せて行く。どこか寂しそう。
 今日は自分の部屋の掃除、片付けを主にしようと思った。
 まず、庭から切った赤い実の千両や水仙、椿などを花器に活け、玄関に飾った。
 さらに午前中は、柴犬レオと老犬ももこ、二匹の犬の骨壺を安置している祭壇の掃除をした。
 祭壇の上には骨壺だけでなく、写真やぬいぐるみ、首輪、お花などが飾ってある。
 ひとつひとつていねいにほこりを払った。骨壺は抱いて庭に出て、ほこりを軽く払った。小脇に抱える骨壺が生前の犬のように思えた。
 敷物にはほこりが積もっていた。新しいものに替えて、その上にほこりを払った骨壺や写真、写真、首輪などを置いた。
 お昼近くまでかかって祭壇の掃除を終えた。
 昼食後は車に乗り、墓参り用の花を買いに花屋へ。 
 白百合を3本、濃い桃色のアルストロメリアを3本、黄色のスプレー菊も3本。
 花屋は混み合い、車を路上駐車したので急いで買い物をすました。・
 家に帰り、赤い実の千両を加えて花束を作った。水切りをしてしばらく水に漬けたものを持ってお寺へ。
 墓地はまだお正月の花は少ないが、いくつかの花立には千両や松などが供えられていた。
 帰りは歩いてスーパーマーケットへ。そんなにたくさん買わなかったが重たいものを買ったので帰りは大変だった。牛乳、ビール、トマトの水煮缶・・・・・。
 車で行ってもよいくらいの重さでやっとのことで家に着いた。

 老犬の病みて横たふ写し絵のまなざし今もわれを見てをり

 金星と月影残るあかつきの空 東と西に距離をとりゐて