年賀状を書き終え投函

 気温が高めで一日中、雨が降ったり止んだりの日曜日。降りみ降らずみの雨の一日。
 それでも午前中の早い時間に陽射しが出たので早とちりして、敷布団を廊下に出し、洗濯機を回した。
 すると陽射しはだまし絵みたいなものですぐ雲が厚くなり、雨が降り始めた。
 洗濯ものを室内に乾かすこととなった。
 今日も大掃除日和ではなく、居間の片付けをしたていど。父親の確定申告の資料などが残っていたので破棄することに。母が死んだ後の四十九日にかかった費用や父親自身が入院した費用などが父の手でメモ書きになって残されており、母の死後も父は一家の大黒柱としてお金の出入りをきちんと把握していた。父のメモはしばらく残すことにしたがいつかは破棄することになるだろう。
 午後は車で駅前のスーパーマーケットに行き、お米を買い、ほかのものもいくつか買った。
 家に帰り、炬燵に入って年賀状を書くことにした。気温が高めでエアコンをつけなくても炬燵だけでじゅうぶん。
 午前中も年賀状を書き、追加で買った年賀はがきに絵柄を印刷した。
 残りをこれで最後だという思いで書き終えた。
 43枚のわたしの分身、出来上がり。年賀状を自分の分身と思うなんてはじめてだ。分身と言えないこともないが今まではそうは思わなかった。
 手作り感満載の年賀状。絵柄は印刷だが・・・・・・。
 分身たちをポストに投函した。束の葉書の後ろを手でぽんと押して投げ入れた。お尻を押してさあ、行っておいで、みたいに。わたしから離れて全国に行っておいで。あて先は東京都と東京以外に分けると東京以外の方が多い。


 賀状の束の後ろを押し投函 わたしの分身さあ行っておいで

 卵の白身メレンゲを作り、朝食にパンケーキを焼いた、老犬ももこがいた頃よく作ったパンケーキ。

 ゆるゆるの白身がふわふわになるまでのしばし亡き犬思ふ