車で買い物、なんとなく慌ただしい

 今年も残り少なくなった。これをしないと年を越せないというものはないのだが、なんとなくあれをしなくてはこれをしなくては、という気持ちになる。
 部屋や風呂場、ガラス窓などの掃除はまだしていないが最小限にすますことにしよう。
 お正月飾りはないと寂しいので買いたいし、お正月しか食べないものも幾つか買うことにした。うつしみのわが身ことよりお墓に供える花が気になる。
 午後は車で駅前のスーパーマーケットに行き、お正月用というより毎日の買出しをした。墓参用の花は別の花屋に車で行った。車も人も多かった。わりと安めの価格で買える店なのでレジは長い列ができている。お正月用に作られた価格別の花束を見て回ったがいいと思うものがなく、仏花として売られている花は色や花の数が寂しくて買う気になれない。しかたなくさきほど行ったスーパーマーケットに再度行った。
 これならいいと思うものがあったので墓参用に二束買い、老犬ももこや仏壇用にガーベラの花を6本買った。ついでにスーパーマーケットと同じビルに入っている他の店でお線香も買った。冬から春にかけてはこの店の梅の香りのお線香を使っている。初夏から秋にかけてはラベンダーの香りに変える。
 帰りはスモールライトをつけて運転すような時間になっていた。お正月前の買い物や掃除や年賀状を書くなどがわたしは嫌いだ。大嫌いだがやめることはなくなんとなく続けている。お年玉をこどもにあげるのも嫌いだが今年もあげることにした。父が亡くなってから7年近く父の代わりにひ孫たちに(父にとって)お年玉をあげているがいつか切りをつけようと思う。


 初詣でに行く川沿いの道 年どしの思ひを抱きて歩く