午前も午後も庭仕事をした

 曇りの天気で身体を動かすにはちょうどよい。
 伸びすぎて気になる木が何本もあるのでその一部を枝払いした。
 お隣との境近くに父が植えた梅の木。この庭の木が98,99%が父が植えたものなのであえて言う必要はないが。同時期に父は6本ほどの同じ品種の梅の木を植えたが植えた場所によってその成長ぐあいの明暗がわかれている。
 今日剪定したのは恵まれない場所に植えただがそれでも見苦しいほど枝を伸ばしている。いちばん恵まれた場所に植えた梅の木は三日がかりで剪定してもまだ切りたい枝があるが、この木は小一時間で切り終えた。
 やはり、隣家との境にある桑の木とねづみもちも切った。これらの雑木は鳥が種を運んで増えた木を父がここに植え替えたように思う。できれば根元から切りたいくらいの木だが隣家との間で目隠しの用も足しているのでそのままにしている。
 切った枝は短くして紐で束ね、ついでに草むしりも少しした。これらの木が植えてあるところは家の裏手にあたり、草むしりはそれほど熱心にしない。きれいになれば気持ちがいいが今日は大雑把に草を引いた。


 ぴかちゅうをきゅと鳴らせば薄闇より犬走りくるをつい見てしまう

 父母も犬もをらざるうつしみの梅の木剪れば秋の風吹く