久しぶりの猛暑日、家にこもる

 午前中はそうでもなかったがお昼頃から俄然暑くなった。エアコンを26℃に設定してしのいだ。
 本を読んだり、買い物をしたり、なんということのない一日だがこういう日こそほんとうは得がたい一日だと思う。
 昨夜は自室で眠ったが大きな蜘蛛は現れなかった。わたしを部屋から追い出した蜘蛛はやはり死んでしまったようだ。
 西瓜をもらった友だちにお礼と猛暑見舞のメールを送ったら電話が返ってきた。友だちの愛犬は朝ごはんを食べた後はトイレ以外はずっと寝ているという。老犬なのでエアコンがきいた部屋とはいえ暑さはこたえるだろう。
 2年後のオリンピックの話しもした。東京の夏の暑さは今年だけのものではなく、2年後もおそらく今年と同じくらいかそれ以上の猛暑日があるにちがいない。日中の屋外は競技をするような環境ではない。いくら心配してわたしにどうにかできるものではないが・・・・・・・とても気になる。
 東京がオリンピックの開催地に決まったとき、まだだいぶ先と思っていたが2年を割るようになった。時間の過ぎるのは早い。早過ぎる。
 明日は老犬ももこの命日で三回忌になる。明日を過ぎると三年目に入るのだ。ももこがいなくなり時間が過ぎてゆくのが寂しくてたまらない。
 午後に弟が来て、父母にお線香をあげ手をあわせた。前よりは頻繁に家に来るとのこと。麦茶を飲みながら少し話した。
 夜の7時頃、外に出て東の空を眺めた。白い家の屋根の上に丸い月が出ていた。満月だろうか。まだ小さな気もする。堂々とした感じがなくて。明日、ももこの命日が満月になりそうだ。今日も明日も月見を楽しみたい。


  犬逝きて咲きそめにけり淡き色の秋明菊や秋海棠

  わが犬が息引き取りしその部屋にうつしゑ飾る共にゐるから