花壇の絵を描き終える

 風がなくおだやかに晴れた。この天気も来週になると崩れるとの予報だ。
 朝方は季刊の短歌誌に送る10首を選ぶために最近詠った歌をパソコンに入力し、プリントアウトした。
 10時頃から庭に出て昨日の続きで花壇の絵を描きはじめた。火鉢を逆さにして椅子代わりにし、小さなバケツに水を入れて筆を洗った。庭なので戸外で絵を描くのも楽である。どこかにスケッチに出かけると水やら何やらけっこう準備が大変だが。
 11時半ごろまで一回家に入り水分補給しながら描いた。陽射しがまともに顔にあたるので日焼け止めクリームを途中から塗った。  
 お昼前には近くの商店で買い物をし、昼食の後はゆっくりした。陽射しが強いので1時〜2時は避けることに。3時近くになり庭に出て再開。花壇の前面はていねいに描き込み、後ろは彩色もうすくしてラフに描いた。
 わたし使っている透明水彩色絵具は基本色を混色して色をつく出すことをすすめている。緑色は青と黄色、黄色と緑、レモンイエローと緑、黄色とウルトラマリン、白と緑とレモンイエローのの混色でいろいろな色合いが作れる。さらに鄢や白を混ぜることで色調が変わる。これだけの混色のバリエーションがあれば希望の緑色が作れそうだがこれがけっこう難しい。 
 今回も最初に塗りたい緑色を作るのに時間がかかった。ふたつあるパレットを混色のため使い切り、ひとつのパレットは違う緑色をたくさん作ってしまったので洗って新たに混色し直した。
 いちばん作りやすい混色は緑色と黄色を混ぜて緑色を作り、深みを出したい時は黒を少し、明るさと落ち着いた感じがほしい時は白を少量混ぜるのがよさそうだ。
 混色をあまりしないで描ける絵の具がほしいが今使っている絵具に愛着がある。緑色だけ買う手もあるがどうしよう。

カロライナジャスミン匂ふ夕闇の道を連れ立つ犬なく歩く

三日月に問いかけてみたし老犬と歩きし夕べ覚えてゐるか