桃の葉を消毒する

 昨日より風が冷たく、厚着したくなるが陽射しはあたたかい。桃の花は終わって、葉っぱが伸びてきたが今年はいまのところ、きれいな葉っぱのままである。
 桃の木が成長してから8年越しで、毎年この時期になると葉っぱに縮葉病が発生し、大変な思いをしてきた。葉っぱが赤みを帯びて膨れたり、縮れたりして、最後は落葉してしまう。感染力が強い。最初は手で病気の出た葉っぱをむしりとっていたが、それでは追いつかず4〜5年前から薬剤を散布している。ビスダインという粉末の薬剤を水で溶いて、散布する。今年はまだ病気が出ていないが、この薬剤はもともと病気が発生する前に消毒のためにまくものなので、今日は一本だけ散布した。
 使用説明書をよく読むと、昨年は薄める水が多すぎてかなり薄い溶液を散布したことに気づいた。あまり効果がなく、数回散布したのは薄かったことが原因だった。昨年は桃の葉の縮葉病が木全体に及び、手を焼いて、病葉がいっぱい出た枝を切ることもした。今年はひどくなる前に、手を打つことにした。説明書通りの濃度の溶液を、手動式の散布機でまいた。桃の木一本をまき終えるのに、700ミリリットルの溶液を使い、二袋のビスダインを使った。
 散布は午前中の作業で、今日はこれだけで疲れが出た。午後はほとんど休養していた。できれば借りていた本を返しに図書館に行きたかったが、出かける気持ちになれなかった。
 桃の葉に薬剤をまきながら、昨年、柴犬レオがいたときのことを思い出した。レオがいるので、薬剤の取り扱いに気を付けたこと。昨年はレオの介護も大変だったが、それだけでなく、今年よりいろいろなことが大変だったような気がした。もっとレオのことを見守っている時間があればよかった、と今になってはどうしようもないことを考えた。


レオの目線の高さで、庭に面した部屋(広縁)から撮った
紫陽花が葉が芽吹き、新芽がきれいな桃の木も一本ある
こんな庭をレオは見ていたのだろうか
いや庭を見るよゆうがなかったかもしれない


花壇ではチューリップ、忘れな草、白い花のイベリス、昨年からのビオラ
青紫色のムスカリネモフィラ、黄色い花のラミュームなどが咲いている
スイセンタヒチと、ピンクパラソルという品種が咲いている
カンパニュラやベロニカはまだ葉っぱだけで、花が咲くのは5〜6月