花を買って墓参りに行く

 時間があまりないので短めのブログにしたい。
 あまり陽射しが出ない寒い一日。エアコンをつけて部屋を暖かくし、掘りごたつに入って時間を過ごした。
 ある人から言われた言葉が気になって、傷ついた気持ちになった。こういうときは墓参りに行きたくなる。78歳になる母が三か月ほど入院した時、同室の女性と親しくなったがあるときから急に態度が変わり母は悩んでいた。その女性は母より若く病身でも親身になって何くれとなく母の世話をしてくれた。その女性があるときから母の顔を見ようともせず、もちろんことばもかけず完全に母のことを無視した。母がとてもよくしてくれたのに、どうしたのかしらとわたしに言った。高齢になって人間関係で苦しんだ母のことを今思うとかわいそうでたまらない。
 多分わたしもさらに高齢になったとき、いろいろ嫌なこと辛いことがあるだろう。わたしは母ほどいい人ではないから強く生きられるかもしれないが。母はほんとうにいい人でそんな母になんであんな態度を取ったのか。思い出すと憎しみを感じる。母はそんな相手でも恨んだり嫌いになったりしない、ほんとうにいい人。だからわたしが代わりに憎むのだ。今となっては憎しみも意味がないが。
 午後は車で花屋に行き、千円以内で束売りの花を三種類買った。アルストロメリアと八重咲のチューリップ、もうひとつは黄色の花が咲く枝もので名前は知らない。家に帰り、花束を作ってすぐお寺へ。この時期の墓地は花を供えた墓が少なく寂しい。墓地はお彼岸前になると急に華やぐ。
 墓の前で自分の悩みは話さなかった。母親を心配させるほどのことではないし。

 花びらを落とし梅の蜜ついばめる目白を見る吾は木となりて立つ

 ことばにて傷つけることあらざる犬の眠る姿をなつかしみたり

 不用意な言葉にて人を傷つける人を憐れむこころもありて


オカメ桜がほぼ満開
地味めの桜だがこの桜がわたしは世界でいちばん好き
柴犬レオがこの家にいた時植えた桜だから


こちらはさくらんぼの花
13年ほどこの庭に鉢植えで生きている
ほとんどわたしが世話をしないのでなんとか生きながらえている状態
オカメ桜とは待遇が違うので悪いなと思うが・・・・・ごめんね