南天の木を剪定する

 陽射しが暖かく、風もあまりなくておだやかな日となる。2月末から気になってきた南天の木の剪定をはじめる。
 奥にある庭の端に植えてある南天をまず切った。ソメイヨシノやオカメ桜、椿、山吹などを植えた、その間に南天が植えてある。かなりの本数。数えれば100本前後ありそう。太めの幹は鋸で、細めの枝や幹は剪定鋏で切った。新芽を確認して、その上で切るのが基本だが、低い位置で切りたいところは新芽が確認できなくても切った。そうしないとどんどん木が高くなってくる。混み合っているところは木の根元から切った。
 庭の外は人や自転車が通れる細い通路なので南天の木は目隠しの意味もあるが、あるていど透けた状態に切らないと、夏場はかなり茂る。人間(わたし)は勝手な生き物で、通りからの視線を遮ってほしいが、あまり茂るとうっとしいと思うのである。
 切った枝はそのままにしてある。枝の片付けはわたしにとってかなりの重労働なので、今日は剪定だけにした。
 テレビをつけると、多摩川の河川敷で惨殺された中学生の事件がどの局でも取り上げていて、見ていると気分が悪くなってくる。新しい事実が明らかになるほど、なんで周りの大人たちが少年が陥っていた窮地から救い出せなかったのだろうと思い、苦しくなる。日本の大人たちは平和ぼけに陥っているのかもしれない。緊急事態という事態がこの世にあることをすぐには理解できないような日常を生きているのかもしれない。

梅の花が咲き始めた


剪定後の南天と切った枝


2012年3月に植え付けたオカメ桜は今年で3年目を迎える
柴犬レオがいた頃はわたしの肩より低かったが
木の高さは3倍ほどになり、幹の太さは2倍強になった