午前中、玄関のチャイムが鳴るので出ると昨日会った友だちの笑顔が・・・・・・・・。手にはレジ袋を持っていて、少しだけれど…と言ってさしだした。なかには三宅島から送られてきた鯵のくさやや赤芽芋、さつまいも。友だちのお母さまが三宅島出身で島で採れる山海のものを送ってくるようだ。ありがたく頂戴した。
家に上がってもらうと、昨年夏死んだ老犬ももこにお線香をあげたいと言ってくれた。ときどき、ももこのためにお線香をあげてくれる友だちがわたしは好きだ。ももこのことを忘れないでくれる数少ない人で、わたしが今まで会った人のなかでやさしいということばがふさわしい数少ない人だから。
お線香をあげた後、堀古炬燵のある居間で紅茶を飲みながら少しだけ話した。家には老犬となった柴犬が待っていて、トイレが近いのであまり家を空けられない。友だちは病気を抱えているので、老犬の世話が負担にならないか心配でたまらない。犬だけでなく家族の世話も大変そうだし。
友だちが帰ってから、近くのコンビニに買い物に行き、それから後はほとんど家にいた。いちど近くの肉屋さんに行ったが店が閉まっていたのですぐ帰った。
今日は冬至、友だちはかぼちゃを食べると言っていたがわたしは人参を食べることに。テレビによると「ん」がふたつ入っている食べ物なら何でもよいそうなので。運が上向くと縁起をかついでいるとのことだ。
柚子風呂は近所の奥さんにいただいた姫柚子があるので数個お風呂に入れるつもり。
友だちよりおすそわけされし三宅島の鯵のくさや赤芽いもさつま芋
レジ袋に三宅島の産物入れ友はわが家を訪れたり
昨年(きぞ)去りし老犬ももこに線香を手向けくれたりわが良き友は
亡くなりし犬を忘れぬ友がいて人の情けが染みとおりたり