午前中は特別支援学校へ、午後は歯科医院へ

 昨夜は10時頃眠りにつき、起きたのは6時頃。夜中一度目が覚めたがすぐ眠れて睡眠は安定している。
 久しぶりにテレビ体操をした。
 10時半ごろ、犬友だちよりメールあり、特別支援学校に行くが遅くなるとのこと。メールをきっかけに家を出て校内のカフェのいちばん最初の客となった。友だちは20分ほどおくれてきた。
ハモニカライブをした男性も来て、俳句を嗜んでいる奥さんも加わり、話に花が咲いた。俳句の奥さんは自分の作品を句集にまとめるつもりで男性がリーズナブルな印刷店を知っているのでそこでとりあえず一冊作るようだ。
 戦前、韓国に日本の資本が入り、鉄道会社を興したそうだがその株券が何十年ぶりに出てきたと奥さんが話した。戦前、日本が海外で起こした会社は戦争が終わりすべて消滅した。sの株券は現在どんな価値があるのだろう。子孫が所有者である祖父母たちの世代を思い出すよすがとしての価値だけと思われる。資料的価値もそんなにないような気がするが。
 予約した歯医者さんに行くため、2時前に家を出た。担当の歯科医師が辞めてしまい、新しい医師になると聞いて少し不安。
 定期的な健診なので歯科衛生士さんが見てくれたがこちらも新しい人だった。とても感じのいい人でひと安心。鷹の爪のように湾曲したごく細い金属棒で歯垢をがりがり取った。音が気になるが痛くなかった。
 歯科医院を出て老犬ももこのことを思い出した。この医院に通うようになったのはももこが家にいたときからだった。家に帰るとももこが待っているような気持ちになった。妙な既視感に心揺れ動く。

 一点の瑕疵(かし)なき空に白鳥飛ぶ空の青さを知らしめるため

 葉少ない柿の木に柿の実五つほど酔いの深まる顔のぞかす

 つかのまの西日線路は熔けるがに燃へればすなわち線路を放棄す

 いつもの街いつもの道をいつもならざるわれ歩く追憶を差して