雨の日、明治神宮歌会へ

 雨が降ったり止んだりの日曜日。昨日の疲れが残り、11時近くまで今日の歌会は欠席するつもりでいた。
 部屋でごろごろしているとこれで一日が終わりそうな気がして。急きょでかけることに。ぱっぱっと身支度して外に出るとラッキーなことに姪の子が塾に行くため車を出すところだったので駅まで同乗させてもらった。
 JR原宿駅の改札を出ると雨の日にしては人が多いような気がした。駅の前に選挙カーがとめられ小池都知事が応援演説を始めた。ああこれで人が歩道に立っているのか。緑色のレインパーカを着ていた。都知事の演説の声を後ろに聞きながら明治神宮の鳥居をくぐり社務所へ。雨はほとんど止んでいた。
 6月の当座は「おみやげ(みやげ」。12時頃着いたので少し時間が足りなかったが何とか出せた。
 今日の講師は来嶋靖生先生。「おだやかに自分を出していく歌がいいと思う」という先生の言葉が心に残る。
 わたしの歌はこんなふうに。

 バンコクの旅のみやげのポーチに母の口紅ひとつ残さる

 先生は「に」のあとに「は」を入れると直された。

 バンコクの旅のみやげのポーチには母の口紅ひとつ残さる


 他にこんな歌も作った。

 箱根路のみやげにくれし寄木の箱あければ母の笑顔が浮かびく


 みやげとは関係なくこんな歌も

 原宿の駅前ではみどりのパーカの都知事演説しをり

 天からの声聞くごとく朝顔はつぼみ潜ませつる伸ばしはじむ

 その昔江戸では変化朝顔もてはやされし獅子咲きなどと


色づいてきたすももの実

種から育てた百日草が大きく生長した
小さなつぼみが見える

花壇では忘れな草のこぼれ種からたくさん芽が出た
少し間引いて夏から秋にかけて咲くは花苗を植えるつもり

種から育てた朝顔はこの夏はいつもより成長が早い
種を蒔いた時期が早かったか、それとも早く定植したためか