叔父の葬儀が終わってぐったり

 昨日〈16日)は6時から叔父の通夜祭。今日は午前10時から葬儀がとりおこなわれた。母の実家は諏訪神社を代々受け継いできたので、母の弟である叔父は神式の通夜で葬儀だった。
 神式は初めて体験した。通夜祭では葬儀会場の灯りを消し、叔父の御霊を仏教でいう位牌に移す儀式がおこなわれた。神式では白木の位牌で叔父の名前と「命」という字が使われていた。
 通夜、葬儀に参列するというのはほんとうに疲れることだ。葬儀でなければ会わないような人が大勢いたがその人たちがみんな叔父と縁のある人たちである。そういう人たちのなかにいるということも疲労の原因かもしれない。
 今日は午後2時過ぎに家に帰り着いたがどさっと疲れが出て、喪服から普段着に着かえてほとんどすぐ横になり、寝入ってしまった。1時間半近く眠り目を覚ましたときもこんなに疲れていて大丈夫だろうかと思うほどの状態。眠ってさらに疲れが出てきた。しばらく目覚めたまま横になっていたがやっと起きる気持ちになり、少しずついつものように動けるようになった。
 夕方になり、買い物に外に出ると青空に薄く雲がかかっていて刷毛雲がきれいだった。買い物の帰り、もう7時近くになっていたがまだ明るく犬の散歩をしている人が何人かいた。今日のような一日の終わり、日が落ちて暑さがやわらいだ時間に愛犬と散歩できたらどんなにいいだろうか。人間のあいだでこうむる疲れを癒すのは犬しかいないような気がする。

 
 刷毛雲のたなびく空に薄墨のぼかしの羽根持つ白鷺がゆく

 夏至過ぎて明るさ残る川べりを犬と歩く人をうらやむ