朝は雨が止んでいる時間があったので近くの川沿いを散歩した。上流のほうへ。かるがもの親子8羽に会いたくなって。
川のなかを見ながら歩いたがいなかった。栗の木が植えられた一郭まで行き引き返した。するとどうだろう。家の近くにかるがも親子はいたのである。すぐ近く柴犬レオとよく散歩に行った川沿に染井吉野の古木が植わっているところだ。少し大きくなったひな鳥7羽と親鳥。ひな鳥は親鳥から前よりも離れた場所でえさを食べている。親鳥は自分から離れてえさを食べるひなたちを注意深く見守っている。
川の上流へとさかのぼることは過去にさかのぼるような感覚がわたしにあるが、過去ではなく現在にこそわたしが探しているものがあると啓示を受けた気持ちになった。
お昼前に近くの特別支援学校に行き、校内の畑で採れた野菜をたくさん買って珈琲を味わった。
午後は雨の中、武蔵小杉で開かれる短歌会へ。
わたしが詠み送った歌は今回はあまりぱっとしなかった。でもわたしには歌会に出ることでいくつかの収穫があった。それがいちばん大切なことだ。
青き実の光る李の木がありて雨の一日(ひとひ)は動き始める
川上へさかのぼる旅 川下へ帰り来たらば求めるものあり