午後はいつのまにか昼寝

 朝から晴れて青空がひろがり、陽射しが強くなった。
 午前中の早い時間また陽射しがそれほど強くない時間に家の外回りのペンキ塗りをした。小分けする容器に量を間違ってたくさんのペンキを入れてしまい、ペンキがなくなるまで塗り続けた。ほんとうは戸袋だけを塗るつもりだったが下処理をした家の板壁を畳一枚分弱塗ることができた。
 塗り終わってすぐ近くの特別支援学校のカフェに行った。今日は気温が上がったのでハーブティーをアイスで注文。ステビアの自然な甘みが美味しいハーブティーをたっぷりグラス2杯半くらいいただいた。
 昨夜少し睡眠が足りなかったためか、それとも朝からペンキ塗りにはげんだためか、午後は疲れが出て風の通る廊下に干してある布団に横になった。眠るつもりはなかったがいつのまにか寝てしまったようだ。目を覚ますと3時過ぎで1時間くらいたっていた。
 廊下の掃き出し窓から空を眺めると雲のない青空がひろがっている。抜けるような青空というよりくすみのある青空。絵具の青に黒をほんの少し混ぜたような空だ。
 午後になり風が強くなった。車で図書館に行き、借りていた本を一度返してまた借り直した。図書館からさらに先に行ったところにあるスーパーマーケットに寄り、日用品やパンなどを買って家に帰った。
 武蔵小杉で開かれる歌会のため2首の短歌をFAXで送らなければいけないがどの歌にしようか迷ってしまいなかなか送れない。歌のひとつひとつを吟味すると良くない所が見えてくる。ほんとうに困ったがなんとか2首を決めて送った。


今日詠った歌は

 紫陽花はたそがれの空の血縁のやうに花の色変へてゆきたり

 庭隅に茎を伸ばせる茗荷の苦き過去なく青葉美し

 去年(こぞ)よりは茗荷の株数減りたるは吾(あ)にはわからぬ悩みあるやも

 鳥の声とだゆれば境内を甘露のごとき静けさがつつむ

 晴れているのに目を閉じているやうな青空ひろがる皐月の末に