茗荷を少しとる

 今日は気温が上がったが風がほどよい風があり、過ごしやすいほう。それでも昼前にエアコンを入れた。
 昨夜、金曜日の歌会の歌をまとめたものが届いていないことに気づいた。
歌友にそのことをメールで伝えるとすぐ電話があり、7月11日の歌会の時に手渡したが○○さん(わたしのこと)は来なかったので受け取らなかったのね、と言った。友だちの言っていることがすぐにわからず、聞き直しこう答えた。わたしはいたわよ、歌会の司会をしたじゃないの。ああそうかと友。歌会の日から10日もたっていないのにいたことを忘れるとは、司会を務めしかも隣の席に座っていたのに。歌友は歌会の席で次回の歌をまとめたものを回したが気がつかなかったのかと聞いたので、初めての司会で準備に集中していたので気がつかなかったと答えた。これ以上は深くは追求せず、みなさんの歌はFAXで送ってもらい事なきを得た。
 今日はその歌会のため皆さんの歌を読んだり、他の短歌会に応募する題詠の歌を作ったり、推敲したり。図書館から借りてきたアンソロジーも読んだ。このアンソロジー明治神宮歌会で顔見知りの方の歌が掲載されており、びっくり。「夫(つま)」というテーマの歌だった。
 お昼前に庭に出て、茗荷を少しとった。お隣の茗荷がわが家に入り込んでいて、そこのところで大きな茗荷がとれた。もともとわが家の庭に棲息している茗荷は植わっているところが乾燥していてあまり大きくなれない。お隣との境目辺りは柿の木の下で土がいくらか湿っているのだろう。さっそく昼食に食べた冷奴の薬味にした。かつおぶしと茗荷だけのシンプルな薬味がおいしい。


 昨夕は風が涼しく風に誘われて多摩川の河原に歩いて行った。その時詠んだ歌。

 1日のおわりの風に誘われるがに多摩川の河原へ向かひたり

 河原より帰る犬と人ほほえむかのやうな顔の犬とすれ違ふ

 西の空から金色の太陽がおつかれさまとやわらかき光そそぎくれる

 グラウンドのベンチに座れば夕風が届けくれたる打楽器の音

 中洲が分かつ多摩川の支流は風に押されて逆流せり

 対岸のビル河原の木が隠せば遠景の街なほ遠ざかる

 若き日のわが犬水浴を好みて多摩川の浅瀬によくつかりき

 この浅瀬に柴犬レオがいても不思議ではないと思へば目を凝らしたり

 中洲のかげ夕陽のひかり流れゆく川の明暗のゆらひでいたり


 茗荷の花目にとまればわが手にもがれて豆腐の薬味になりぬ

 ひっそりと咲く茗荷の花このまま咲き続けたかったと言いたり

 夏来れば茗荷の花が咲き初めるその律義さがかなしいなり

 頼まれて庭の茗荷をさがしたるこどもの頃も茗荷は咲きき

 

昨日、3つほど花苗を買ってきて花壇に植えた
忘れな草のこぼれ種からいっぱい芽が出て花壇がきゅうくつな感じ

シソもこぼれ種から大きくなった