ベニカナメの剪定をすべて終える

 隣りとの境目に植えたベニカナメは父は十数年前に植えたもの。少し前から庭の奥のほうから剪定をはじめ、こつこつと切り続けてきた。数本づつでも切っていけばいつか終わると思って。友だちの愛犬を預かった日も数本剪定した。昨日も何本か。午後はいちばん日当たりがよく、いちばん大きく生長したベニカナメを剪定した。
 この1本だけでは幅2メートルを超える屏風のように横に枝を広げている。ベニカナメは樹高を高くすれば幅長さともにある大きな壁のように仕立てることもできる。わが家ではそんなに大きくなると困るので樹高を抑えて横も抑え気味に切っている。
 隣りの家が建築中でベニカナメの生垣の向こうの風景も変わった。家が完成すればまた風景も変わるだろう。
 少し前から続いている徒労感に庭仕事をした疲労感が加わり、夕方近く自室で横になり30分くらい仮眠をとった。こんな日は早めに床につきたい。

新緑や庭の花にも癒されぬ徒労の思い一日(ひとひ)抱きたり

咲き初めて咲き終わりてめぐる季はわがこころにいつも無縁

川べりに半夏生の繁りてまだ化粧せず青あおしたり

 
剪定し終えたベニカナメの生垣
手前は剪定した沈丁花

昨年の同じ時期に咲いたポピーが咲いている
種をとって蒔いたので交雑して花色の赤の濃淡が多彩になった