アリウム、カーネーション、ドラセナを活ける

 午前中は近くの特別支援学校に行き、校内のカフェで珈琲を楽しんだ。
 陽射しは強いが気持ちのいい風が吹き、パラソルのある外の席にもお客さんが座ってほどほどにぎわった。最近、赤ちゃんや幼い子を連れて若い母親の姿をよく見かけるようになった。今日もベビーカーに乗ってやってきた幼女と母親がやってきてパラソルの席に座った。
 校門横にある売店では校内の菜園で収穫したスナップエンドウ、絹さや、エンドウ豆を買った。どれも茹でるだけで美味しく食べられる。採りたては甘味があって強い味のドレッシングはいならい。少量のお酢とオリーブオイルで食べる。学校で買った野菜をいつものように犬友だちに届けた。友だちの病気を実際より重大にとらえて、いろいろと手助けしてきたがいくらか手を休めたくなった。
 昼食を食べて午後は近くで開かれる生け花教室へ。今日の花材はタンチョウアリウム3本、ピンクと黄色のカーネーション(それぞれ2本と3本)、ドラセナシャンデリア―ナ2本。アリウムのくねった茎を生かしてモダンな印象の活け方をした。教室で2回活け、家に帰ってまた活けたが家で活けたのがいちばんよく活けられた。
 妙な徒労感におそわれている。いっしょうけんめいになり過ぎて。
 こんなときはわたしを振り回さないものやこととかかわっていこう。歌を詠むのもそのひとつ。あと休むのが大切。


 テラスには5月のひかり敷かれゐて店のなかの日陰にやすらぐ

 青空の下みどり色のパラソルが太陽と親子をへだつ

 影日なた幼女歩けば五月の風そふごとく髪なびかせたり

 くねくねと幼女椅子に上ろうとす あっのぼったよ椅子の上に

 「安くおいしい珈琲ありがとう」九十二歳の男(おのこ)言ふ

一回目に活けたものを先生が少し手直しした

特別支援学校で買った花苗
ロべリアふたつ、撫子ひとつ

鉢植えの芍薬
父がこの鉢に植えて10数年そのまま
この秋こそ植え替えをしたいが・・・・